“失敗しない男”萱和磨、体操人生初の1年間ノーミス「置きに行きたくない」「ロス五輪連覇が目標」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月29日 14時10分
■体操男子ナショナルチーム強化合宿(28日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンター)
4年後のロサンゼルスオリンピック™へ向けた体操男子ナショナルチームの合宿が行われた。今回はパリ五輪で3冠を達成した岡慎之助(21、徳洲会体操クラブ)を始めとする金メダルメンバーを含む15人の選手が参加。来年実施されるルール改正に伴い、それぞれが新しい演技構成に挑戦していた一方、この日は終始、選手の笑顔が絶えなかったのが印象的だった。合宿最終日に楽しんで練習していたという岡も「もう1週間くらい(合宿に)いたい」と笑顔で語った。
パリ五輪でキャプテンを務めた萱和磨(28、セントラルスポーツ)は2024年を「自分の人生が変わった1年だった。(パリ)五輪が終わっていろんなメディアに出させてもらって、今まで自分がしたことのない経験をさせていただいたり、本当に刺激的な日々を送らせていただいていた」と振り返った。一番印象的だったことは「EXILEがすごく好きなのでHIROさんに会えたこと」と、小さい頃からずっと聞いているという有名アーティストに会えたことを挙げた。
“失敗しない男”いう愛称でも話題をさらった萱は、今季42種目に挑み、落下やラインオーバーなどの減点が一度もなし。体操人生20年で初めて一度も失敗をしなかったという。成し遂げた要因について「1つの技にも複数の技術がある、やり方もAパターン、Bパターン、Cパターンとある。逆に選択肢がなさすぎると、同じやり方しかできないと環境が変わった時に失敗してしまう」と、1つの技でもたくさんのバリエーションを意識して練習していることを挙げた。「勢いで(体操を)やっているという感覚はない。(周りから)どうやってできたの?と聞かれた時に言語化できるように普段からしている。失敗した時も言葉で伝えられるように意識している」と、練習から完成度を上げるよう努力していることが、この大記録につながったと話した。
今年一番失敗しそうだった場面に、5月に行われた代表選考会・NHK杯1日目の鉄棒を挙げた。「(E難度の)コールマン(後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり)が近づきすぎて危なかった」という。その出来事も踏まえて、2日目にはコールマンを抜く考えもあったというが「今までやってきたことを信じて、もう一度コールマンの技術を整理して、ずっとAパターンで行っていたのをBパターンで行って2日目やったら、完璧なコールマンができて代表に入ることができた」と失敗の可能性を乗り越えたことが、パリ五輪に向けての大きな自信になったと言う。
4年後のロサンゼルス五輪、31歳で3度目となる大舞台を目指す萱。今持っている最大の武器について「次のルールになる時に失敗をしないということは非常に効いてくる。ルール上失敗をしないことがより求められている。自分の強みを活かして戦いたい。夢を叶えたからと言って置きに行きたくない。ロス五輪で連覇をすることが次の目標」と、次なる夢に向けた思いを力強く語った。
この記事に関連するニュース
-
体操男子がNTCで強化合宿 ロス五輪目指し岡や橋本ら参加
共同通信 / 2024年12月28日 19時58分
-
体操・岡慎之助「最高です!」パリ五輪3冠のご褒美は高級車「ベンツGLC」
スポーツ報知 / 2024年12月28日 19時48分
-
体操・村上茉愛の結婚式を豪華参列者が祝福「昔を思い出す」「またあそぼ」会場で逆立ちする選手も
THE ANSWER / 2024年12月24日 5時13分
-
体操女子「ロス五輪団体メダル」 村上茉愛新本部長が合宿初指導
共同通信 / 2024年12月17日 21時48分
-
フジ大みそか『逃走中』参戦総勢29人が解禁 パリ五輪日本代表11人が緊急参戦【一覧掲載】
ORICON NEWS / 2024年12月10日 7時0分
ランキング
-
1《真美子さんの前に『お〜いお茶』が…》大谷翔平が公開したエコー写真の米国事情、夫婦がシーズン中に見せていた“異変”「超速帰宅」「違う飲み物を口にして」
NEWSポストセブン / 2024年12月30日 15時45分
-
2佐々木朗希がドジャースと面談、米メディア報道
読売新聞 / 2024年12月30日 19時45分
-
3箱根駅伝が「始まってもいないのに…」 サッポロ風物詩にネット甦る感激「読んで泣いちゃった」
THE ANSWER / 2024年12月30日 15時3分
-
4松坂大輔氏 35歳オリオールズ・菅野は日本での経験を米国の若手に伝える「伝道師」に
スポニチアネックス / 2024年12月31日 2時32分
-
5バドミントン女子シングルスで18歳の宮崎友花が初優勝…10年前の山口茜以来の高校生V
読売新聞 / 2024年12月30日 18時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください