災害時の家族の「安否確認」どうする?伝言ダイヤル「171」 使い方を解説 地震発生時の“通信障害”に備えよう
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月18日 6時30分
災害時、一刻も早く知りたい家族や友人の安否。
通信制限がかかったり、電話が繋がらなくなってしまった際の連絡手段「災害用伝言ダイヤル171」「web171」の使い方について紹介します。
音声で伝える【災害用伝言ダイヤル171】
災害時に、固定電話、携帯電話・PHS等の電話番号宛に安否情報(伝言)を音声で録音(登録)し、全国からその音声を再生(確認)することができます。
【操作手順】
1.171を押す
2.ガイダンスに従って、録音の場合は1を、再生の場合は2を押す
(暗証番号を付けて録音・再生を行うことも可)
3.連絡をとりたい方の電話番号を押す
4.伝言を録音・再生
※注意点
・伝言録音時間は、1伝言当たり30秒以内
・1電話番号当たり、1~20伝言まで登録可
テキストで伝える【web171】
また、パソコンやスマートフォンからなど、固定電話や携帯電話の電話番号を入力して安否情報(伝言)の登録・確認を行うことができます。
【操作手順】
1.災害用伝言板(web171)へアクセス
2.連絡をとりたい方の固定電話番号や携帯電話番号を入力
3.伝言を登録・確認(名前はひらがな)
すぐに日時と名前、入力内容が反映されます。
入力した名前(01月16日15:35)
安否:無事です。
伝言:会社にいるので、心配しないでください。
登録できる伝言は、1伝言あたり全角100文字まで
※注意点
・1電話番号当たり、20伝言まで伝言
・保存時間は、サービス提供終了までで、最大6か月程度
音声・テキスト相互に確認できる! キーとなるのは「どの番号にメッセージを残すか」
ここまで【電話】と【ネット】を使った災害用伝言板を紹介しましたが、これらのサービスは相互に確認することが出来ます。
電話で残したメッセージは「音声ファイルの添付」という形でweb171で確認することができます。その逆もしかり、web171で書き込んだメッセージは「文章を音声変換」して電話で聞くことができます。
現在、体験利用が可能なので筆者も一通り体験してみましたが、とてもシンプルでわかりやすいの一言です。一度でも体験しておけば、困ることはないだろうと思います。
1点、ポイントだと思ったのは「どの番号に伝言を残すか」ということです。
家族が各々の電話番号にメッセージを残しても、ひとつひとつのメッセージを確認するには手間や時間がかかってしまいます。災害時にスムーズにやりとりするためには、家族間であらかじめ「メッセージを残す電話番号を決めておく」必要があると感じました。
いざという時に、初めてのことをしようと焦ってしまいます。災害用伝言ダイヤルは、毎月1日と15日など体験できるので、ぜひ一度試しておくことをおすすめします。
【体験利用ができる日】
・毎月1日と15日
・正月三が日(1月1日〜1月3日)
・防災とボランティア週間(1月15日〜1月21日)
・防災週間(8月30日〜9月5日)
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