イスラエルとハマスが日本時間きょう午後から停戦期間に テルアビブでは「戦闘の終結」求め、約1万人の市民がデモ

TBS NEWS DIG

パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けてきたイスラエルとイスラム組織ハマスは、日本時間のきょう午後から停戦期間に入ります。直前の様子を取材しました。

仲介国のカタールによりますと、ガザでの停戦合意は日本時間の午後3時30分に発効します。

合意は3段階からなり、第1段階として6週間の停戦が始まります。ハマスはこの間に人質33人を解放する予定で、初日は女性3人が解放される見込みです。

停戦の発効を前に、イスラエルのネタニヤフ首相は、ビデオ声明で「我々は必要に応じて戦闘を再開する権利を持ち、アメリカの支持を得ている」と述べ、ハマスをけん制しました。

記者
「ガザの停戦があすに迫る中、イスラエルのテルアビブ市内では、すべての人質の解放と戦争の終結を求めて多くの人々がデモに参加しています」

イスラエルのテルアビブでは、一時的な「停戦」ではなく「戦闘の終結」を求め、およそ1万人の市民が声をあげました。

デモ参加者
「ハマスもイスラエルも第1段階後に合意を破棄し、戦闘が再開されてしまうのではないかと危惧しています」

これから始まる停戦が着実に履行されるかが注目されます。