1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

フジテレビ・CM放映見合わせドミノに スポンサー企業から向けられた不信感「会見や一連の対応は不十分」「社長の説明では多くの人が腹落ちしない」【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月21日 0時49分

TBS NEWS DIG

タレント・中居正広さんの女性トラブルをめぐり、フジテレビでのCM放映を見合わせる企業が後を絶ちません。その数は40社以上にのぼっていて、スポンサー企業からは、社長の会見や今後の調査のあり方について批判的な声が上がっています。

名だたる企業が、フジテレビに疑念を抱いています。

CM見合わせを決めたA社
「あのフジテレビのやり方は本当にないと思ってる。報道機関としてどうなのか」

JNNの取材にこう語ったのは、フジテレビにCMを出していたあるスポンサー企業です。

タレントの中居正広さんと女性のトラブルにフジテレビの社員が関与していたと一部週刊誌が報じたことをめぐり、17日、フジテレビが会見。

しかし、フジテレビの港浩一社長の対応に批判的な声が上がっています。

記者
「フジテレビの社員が女性とタレントを2人きりにするなど、性的接触をさせるということが常態化しているという報道もあるが事実か?」
フジテレビ 港浩一社長
「私はそういうことはなかったというふうに信じたいと思いますが、それも含めて調査委員会の調査に委ねたい」

「調査委員会に委ねる案件」とし、「回答を控える」と繰り返したのです。

こうしたことなどを受け、多くのスポンサー企業がCM放映を見合わせています。

CMの差し止めを決めたのは、明治安田生命や第一生命など。一連の報道内容などを総合的に踏まえた結果としています。

また、トヨタ自動車、NTT東日本、日本生命、日本マクドナルド、資生堂などもACジャパンのCMに差し替えるなど、少なくとも40社がフジテレビでのCMを見合わせることを決めました。

広告関係者によりますと、フジテレビの番組のスポンサー企業は毎月およそ150社、現在その3分1がCMの差し止めを決めたとの情報もあり、影響はさらに広がりそうです。

その理由について…

CM見合わせを決めたB社
「フジテレビの会見や一連の対応は不十分。視聴者や顧客から共感が得られない」

CM見合わせを決めたC社
「社長のあの説明では多くの人が腹落ちしないでしょうね」

その上で、“会見のやり方”を問題視する企業も…

CM見合わせを決めたD社
「テレビカメラが入れないのは納得できない」

CM見合わせを決めたE社
「今後については、フジテレビの調査がちゃんと進んで、動きが無い限り、ずっとAC(差し替え)ですね」

CM見合わせを受けて、フジテレビは「多数の広告主・広告会社にご迷惑をおかけしております。営業の詳細に関しては差し控えさせていただきます」とコメントしています。

CM見合わせ以外にも、影響は広がっています。

総務省消防庁は、フジテレビの月9ドラマとのタイアップポスターの配布を一旦延期すると発表しました。

こうした状況の中、20日、東京株式市場ではフジテレビを子会社に持つフジ・メディア・ホールディングスの株価が一時8%上昇しました。

この問題で、業績への悪影響が見込まれるものの、株を保有して株主総会などで声を上げたいと考える人がいることも背景のひとつにあるとみられています。

一方、中居さんの出演番組をめぐり、TBSテレビは、バラエティ番組の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の放送を終了。

中居さんが司会を務める「THE MC3」については、中居さんが降板すると発表しました。

TBSテレビは、中居さんの出演する番組の制作や放送について、中居さん・女性側双方の代理人と対話を行ってきましたが、状況を総合的に判断して、放送の終了と降板を決めたとしています。

放送の終了と降板は、中居さん本人に伝え、了承を得ているとしています。

また、TBSテレビは「芸能関係者とテレビ局員の関係をめぐる一連の報道を踏まえ、TBSグループ人権方針にのっとり、実態を把握するための社内調査を始めている」と発表しました。

調査はアナウンサーを含む社員を対象に、TBSのコンプライアンス部門が弁護士の助言を得ながら行うということです。

「問題が把握された場合には、適切に対処する」としています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください