田中希実 「一気にトップまで駆け上がりたいという気持ち」意識改革も“楽しさやワクワクの方が大きい”
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月21日 18時34分
日本女子中長距離のエース・田中希実(25、New Balance)が東京2025世界陸上を迎える年へ向けて沖縄県宮古島で本格始動した。昨年はパリオリンピック™では1500m、5000mの2種目に出場、ダイヤモンドリーグでは5000mで2年連続ファイナル進出を果たす等、東京2025世界陸上の1500m、5000mの参加標準記録(14分50秒00)を突破している。
一気にトップまで駆け上がりたいという気持ちはある
Q.今年、東京2025世界陸上を迎える…
田中希実:
正直、パリ(パリオリンピック™)よりは成長した姿でむしろもっと一気にトップまで駆け上がりたいという気持ちはあるのですけど、その気持ちを新たにした分、東京2025世界陸上でトップを目指すには、まだまだ足りないところばかりが目立って、自分自身で目に付いてしまって、現実と理想が離れている状態です。どちらも自分にとっては、どちらの目線でも目標があるんですけど、理想だけで言ったらトップを目指したい所。現実を見た時には、少しでも現実で自分が出来る良い走りの再現性を高めていく事を地道にしていって、自分にとって“いい”走りがいつでも出せるようにという、最低限の所が目標で、そこさえ上手くいけば東京2025世界陸上に結果として結びつくんじゃないかなという気持ちです。
Q.グランドスラム・トラック(※)に参戦し、世界のトップに挑むが
田中:
グランドスラム・トラックに選ばれる事自体が初めての大会という事もあり、選手の人数が50人以内と限られている中で、その中の一人に選んでいただいたという事自体がまず嬉しくて。これから参加するにあたって、参加するだけでも日本人として、何か陸上競技としての歴史を切り開けているかなと思うんですけど、自分の中では参加するだけという事にもしたくないという二つの思いがあって、まずは参加する事自体を楽しみつつ、東京オリンピック™のときのように、その気持ちで臨んでみたら意外と出来たっていうような自分でも思ってもいなかったような結果が付いてきたという事が起こせたらいいなと思っています。
※グランドスラム・トラック…陸上界のレジェンド、マイケル・ジョンソン(57、男子200m、400m元世界記録保持者)氏が新設した2025年より開催される賞金大会
楽しさやワクワクの方が大きい
Q.大きく変えた事は…
田中:
生活の事自体は意識して、変えるというより今までの生活が変則的だったので変えられる部分がないんですけど、練習自体はかなり質を重視したような練習に変わってきたり、質を意識する中でも自分自身の意識がトップを目指すという明確な思いで変わってきたのが一番大きい。練習内容が大きく変わったというよりは、それに向かっていく自分の気持ちが意識として、変わっている…私自身は練習でも特にここが大きく変わったって所は感じることなく、ただ質がとにかく高くなったなというぐらいで、逆にそこに楽しさやワクワクの方が大きい。
“頑張っていく糧”になるような走りを
Q.東京2025世界陸上でどんな姿を見せたい?
田中:
今まではがむしゃらに走るだけで、その姿勢を見て頂けるだけで、印象に残るような事があったんじゃないかなというのはあって、そのおかげで覚えていただいて、私自身もこのままの自分で良いとう事で、自分のやりたいことを思って、突っ走ってきた。今は何を伝えたいかっていうのをもっと明確に、がむしゃらに走っていたら、何かが伝わっていればいいないうよりは、何を伝えたいかっていうのをもっと明確に伝えたい。その事によって、よりたくさんの子ども達であったり、一般の方々に印象に残る選手というか同じ人間として頑張っている事を受け入れてもらえたり、それぞれの分野で頑張っていく糧になればいいと思っています。
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