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「穴があいて次の瞬間…」 道路陥没でトラック転落、男性運転手の容体は 夜を徹した救助活動“ワイヤー切れる”トラブルも【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月29日 17時9分

TBS NEWS DIG

埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが転落した事故。深さおよそ10メートルの穴の中に運転手の男性がとり残され、救助作業が夜を徹して続けられました。

「穴が空いて次の瞬間…」男性の容態不明 救助活動続く

喜入友浩キャスター
「午後10時を過ぎました。道路が陥没してから、すでに12時間以上が経過しています。現在もクレーン車3台、そして、はしご車1台による懸命な救出活動が続いています。現場はクレーン車のエンジン音、そして、指示を送る隊員の声が響いています」

近隣住民
「こんなでかい穴あいちゃうなんて。しかも道の真ん中だったんで、びっくり」

近隣の飲食店に勤務
「今回トラックだったかもしれないけど、本当は自分だった場合もある。おっかない」

現場は、埼玉県八潮市の住宅街近くにある県道の交差点。午前10時前、道路の陥没が見つかりました。穴の大きさは、直径およそ5メートル、深さは10メートルほど。そばにある消防車の大きさと、それほど変わらないように見えます。

記者
「中にトラックが落ちているのが確認できます」

穴の中にトラックが転落し、運転手の男性が取り残されました。転落した瞬間を見た人は…

トラック転落を目撃した人
「穴があいていて、次の瞬間、トラックが落ちちゃった感じ。最初落ちた時には、地上からトラックが見えなくなっていた。そこから怖くて近寄れなかった」

消防によりますと、男性を救助するため、大型のクレーン2台を投入し、トラックを引き上げることに。ただ、穴から噴き出す水や土砂がトラックの運転席にかかっているといい、救助作業は難航。

喜入友浩キャスター
「大きな音がしました。何かはずれたのでしょうか」

午後8時半ごろには、トラックを引き上げるために取り付けたワイヤーが切れるトラブルがありました。

消防によりますと、男性は午後4時の時点では受け答えはあったということですが、現在の容体はわかっていません

埼玉県は、この道路の陥没で下水道管が塞がった可能性があるとして12の市と町の120万人以上を対象に下水道の使用を控えるよう呼びかけています。

陥没はなぜ起きたのか…

県によりますと、地下にある下水道管が何らかの原因で破損。その破損箇所に土砂が流入したことによって地下に空洞ができた可能性があるといいます。

行政の水道事業に詳しい専門家は…

グローバルウォータ・ジャパン  吉村和就代表
「(下水道管は)つぎ足すところにパッキンやモルタルが入っているが、年月がかかるとずれてきたり、地震の影響、道路上の交通量が多いことで破損して漏れる。土砂がそこを通ると、下水道の配管はコンベアと同じなので、どんどん(土砂を)運び出す」

約13時間ぶりに救助活動再開(29日午後4時11分更新)

転落したトラックの男性運転手の救助活動は夜も続きましたが、午前1時すぎ、新たな陥没が発生しました。

午前3時すぎに、穴の中に水が溜まっていることと、地面が崩れやすくなっているため救助活動が中断。

正午すぎからはドローンを使って地中の状況を確認する作業が行われ、さきほど午後4時前、およそ13時間ぶりに救助活動が再開、消防隊員がはしご車を使って穴の中に入り、状況確認を始めたということです。

男性運転手の安否は分かっていません。

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