『アザラシ専門本』なぜ異例のヒット?きっかけは“アザラシ幼稚園”「保護活動もっと知ってほしい」【ひるおび】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月29日 16時1分
SNSから話題に “アザラシ幼稚園”
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2024年8月、ある投稿がSNSで話題となりました。
『みんな一緒にオランダにあるアザラシ幼稚園の24時間配信して観ようよ…全員野生で保護されたちびすけなんだけど、仲良くくっつき合ってたりホースが気になってたりしてほんとかわいい…』(ホカホカ通信 Xより)
この投稿がきっかけで、プールで仲良く泳ぐ姿や、アザラシたちのリハビリと運動のためのタコのおもちゃで遊ぶ姿がかわいいと視聴者が殺到!“大バズり”しました。
アザラシ専門本が異例のヒット
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そんな“アザラシ幼稚園”の日常や、世界のアザラシの魅力が詰まった本『アザラシまるごとBOOK』が12月に発売されました。
発売告知だけでAmazon・楽天ブックス書籍部門「総合1位」に。
予約開始わずか2時間で完売となる人気ぶりに出版社もびっくり!
辰巳出版 雑誌編集本部 小林裕子編集長
「まさに異例の事態でして、初版部数をかなり多くしないと予約の方々に行き渡らないので、急きょ初版部数を増やしたり緊急の対応をしました」
SNSではー
『あったらいいなと思っていたので、即 予約です!!』
『かわいいがてんこもりだけではなくアザラシについて学べたし 日本の水族館のアザラシリストもあってこだわりを感じました』
本には、立ち泳ぎをしながらみんなでこちらを見つめるアザラシや、ひなたぼっこでウトウトする様子など、愛らしいアザラシの写真が満載。
アザラシだらけの本を作った目的は、アザラシの保護活動をより多くの人に知ってもらうためでした。
「活動を知ってほしい」“アザラシ幼稚園”
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“アザラシ幼稚園” と呼ばれているのは、オランダにあるアザラシ保護施設、ピーテルブーレンアザラシセンターです。※2025年移転予定
▼負傷したり衰弱したりした野生のアザラシを保護
▼治療とリハビリをして、再び 海に戻す活動を行う
施設の活動や目的を多くの人に知ってほしいということで、2019年にライブ配信を開始しました。
完全に寄付に頼った運営をしている施設で、SNSでいわゆる“バズった”ことにより、2024年8月以降、日本からの寄付が多く集まっているそうです。
『アザラシまるごとBOOK』の収益の一部も“アザラシ幼稚園”に寄付されます。
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また支援の一環として、保護されたアザラシとの「養子縁組」も行うことができ、出版元の辰巳出版は収益の一部で実際に養子縁組も行っています。
寄付金は、保護されたアザラシが健康に成長していくためのエサ代や治療代にあてられます。
日本にもアザラシの保護施設が
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北海道・紋別にある「オホーツクとっかりセンター」は、日本で唯一のアザラシ保護施設です。
親とはぐれ衰弱してしまった赤ちゃんアザラシや、怪我をしたアザラシたちを保護していて、どうしても自然に戻せない場合はそのまま飼育して展示します。
2021年に開始したインスタグラムには22万人以上のフォロワーがいます。
オホーツクとっかりセンターアザラシランドの展示飼育主任 渡辺美玖さんは、
「この本でアザラシがかわいいと思ってもらえるだけで十分ですが、そこから保護活動を行っている施設のことを知ってもらい、環境問題について考えてくれる方が増えればうれしい」と話しています。
弁護士 八代英輝:
全然存じ上げませんでした。個体で動物園が保護しているのは見たことがあったんですけど、こういう施設があって、それが寄付などでまかなわれているというのは初めて知りました。
コメンテーター 高橋ユウ:
かわいいなと思っていつも見ていたのを、本を読んで子どもと一緒に学びながら直接会いに行って、「実はこの子は衰弱してたんだけど、今元気になってる途中なんだよ」とか、そういう学びに繋がるのがすごくありがたいですよね。
恵俊彰:
アザラシのことをもっともっと知りたくなりますね。
(ひるおび 2025年1月28日放送より)
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