DeNA・三浦大輔監督「天国に行っても」ベイファンだった森永卓郎さんに「リーグ優勝」誓う【日本プロスポーツ大賞】

TBS NEWS DIG

日本のプロスポーツ界に大きく貢献し、業績を残した選手及び団体に贈られる「第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞 授与式典」が29日、都内で行われ、プロ野球の横浜DeNAベイスターズが“特別賞”を受賞した。

授与式に出席した三浦大輔監督（51）はスーツに青色のネクタイを締め、トレードマークのリーゼント姿で登場。「横浜DeNAベイスターズというチームとしてこういう賞をいただき、本当に嬉しく思います」と率直な気持ちを口にすると「本当に全員で取れた賞だと思いますし、チームだけじゃなくやっぱファンの方の応援があって受賞できた賞だと思う」と改めて感謝の言葉を述べた。

この授与式で大賞を受賞したのはパリオリンピック™で日本の陸上女子フィールド競技で初となる金メダルを獲得した女子やり投の北口榛花（26、JAL）。三浦監督は「競技は違えど、やはりたくさんの勇気をいただきましたし、スポーツであれだけのたくさんのファンの方が喜べる、感動できるっていう改めてスポーツの力というものを感じたシーンでした」と他競技からも刺激を受けたことを話した。

28日に亡くなった経済アナリストの森永卓郎さん（67）は長年に渡りDeNAファン。訃報を受け、三浦監督は「天国に行っても今年できなかったリーグ優勝を届けられるように、また森永さんは1年間横浜DeNAベイスターズを応援してもらってるという心強い思いを胸に、1年間戦っていきたいと思います」と誓った。

DeNAは昨年リーグ3位からの下克上で26年ぶり日本一を達成、今季は1998年以来27年ぶりのリーグ優勝、そして日本一連覇を狙う。三浦監督は「開幕からいいスタートが切れるようにいいダッシュができるように準備していきたい」と2月からのキャンプに向け意気込みを語った。続けて「とにかく一生懸命、一試合一試合全力で戦いながら、その姿を見て感じてもらえるものがあればいいな。昨年できなかったリーグ優勝からの日本シリーズ優勝というところをチームとして気持ちは一つなのでそこに向かって全力で戦っていきたいと思う」とシーズンに向けても力強く話した。

【日本プロスポーツ大賞受賞者】
■日本プロスポーツ大賞 
北口榛花（陸上）

■殊勲賞・NHK賞 
小田凱人（車いすテニス） 
井上尚弥（ボクシング）
阿部一二三（柔道）

■特別賞 
ヴィッセル神戸（サッカー）
横浜DeNAベイスターズ（プロ野球）
パリオリンピック総合馬術競技団体（馬術）

■最高新人賞 
岡慎之助（体操）

■功労者賞 
古賀紗理那（バレーボール）
大橋悠依（競泳）

■敢闘賞 
角田夏実（柔道）
早田ひな（卓球）
坪井翔（レーシングドライバー）
菅野智之（プロ野球）
上地結衣（車いすテニス）

■新人賞
大の里泰輝（相撲） 
竹田麗央（ゴルフ）
藤波朱理（レスリング）
岩佐歩夢（レーシングドライバー）

■スポーツ功労者賞 
勝田照夫（元ラリードライバー）
中山浩一（元力士）
成田省造（元トライアルライダー）
姫路麗（プロボウラー）
増岡浩（元ラリードライバー）
水谷隼（元卓球選手）