子会社化情報もとにインサイダー取引の疑いで子会社代表ら2人を刑事告発 証券取引等監視委員会

TBS NEWS DIG

子会社化されるという情報が公表される前に、親会社となる企業の株式を買い付けたとして、証券取引等監視委員会は、インサイダー取引の疑いで、子会社の代表ら2人を刑事告発しました。

刑事告発されたのは、北海道・森町の食品会社「ワイエスフーズ」の坂本拓也代表（52）です。

坂本代表はおととし、ヨシムラ・フード・ホールディングスが「ワイエスフーズ」を子会社化するという情報が公表される前に、ヨシムラ・フード・ホールディングスの株式を買い付け、また、知人3人に利益を得させようと、子会社化の情報を伝えた疑いがもたれています。

さらに、別の子会社の根田俊昭役員（68）も、子会社化の情報をもとにヨシムラ・フード・ホールディングスの株式を買い付けたとして、刑事告発されました。

札幌地検は立件に向けて捜査を進めるものとみられます。