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フジ広告収入“233億円減” AC差し替えが影響、文春の訂正 社長は訴訟の可能性“否定せず”【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月31日 11時44分

TBS NEWS DIG

中居正広さんと女性のトラブルをめぐる一連の問題を受け、取締役会を開いたフジテレビ。1年間の広告収入が予想から233億円減少する見通しを発表しました。

フジ新社長が社員にメール「透明性高める」

1月30日、社員に向けメールを送ったフジテレビの清水新社長。

フジテレビ清水社長が社員に送ったメッセージ
「現在の経営幹部について、『“オールドボーイズクラブ”のようで閉鎖的』と、指摘を受けたことがあります。この声を真摯に受け止め、組織の透明性を高めていきます」

その象徴的な存在である、日枝久相談役(87)。フジテレビの黄金時代を作り上げ、今なお絶大な影響力を持っているとされています。その日枝氏も出席し、午後、フジテレビとフジ・メディアHDは取締役会を開きました。

フジ 広告収入233億円減

そこで話し合われたのは…

フジテレビ 清水賢治社長
「(CMを)AC差し替えしている。AC差し替えに料金を請求しない、契約の料金を請求しない決議を取った」

これらの影響で、フジテレビは広告収入が、1485億円から1252億円へと233億円減少する見込みに。フジ・メディアHDの1年間の売上高も、5983億円から5482億円へと約500億円減少となる予想です。

また取締役会では、経営刷新に向けた新たな委員会(経営刷新小委員会)の設置が決まったということですが、記者からは…

ーー日枝さんの辞任は議題にあがったか?

清水賢治社長
「いえ」

ーーご自身からの言及は?

清水賢治社長
「それについてもないです」

そして午後10時すぎ、遠藤副会長が取材に応じ、日枝相談役について言及しました。

ーー取締役全員の刷新を検討するというのは、遠藤副会長も同じ?

フジテレビ 遠藤龍之介副会長
「私も会見で同じようなことを申し上げた」

ーーすべての取締役というのは、日枝相談役も?

遠藤龍之介副会長
「すべての取締役ですね」

フジ社長 訴訟の可能性“否定せず”

一方、清水社長は、週刊文春が記事を訂正したことについて…

清水賢治社長
「(訂正を)なぜあのタイミングで出したのかが一番疑問」

文春は当初、トラブル当日、女性が「フジテレビ社員・A氏に誘われた」と報じていましたが、「中居さんに誘われた」と“修正”したのです。文春が修正をホームページで公表したのは、フジテレビが”やり直し会見”をおこなった翌日でした。

清水賢治社長
「一連の週刊誌報道がベースとなるような(会見での)質疑応答に終始してしまうから、基盤となるベースがどういうファクトだったのかというベースが崩れる」

ーー今後(文春側に対し)訴訟も考えるか?

清水賢治社長
「あらゆる選択肢が検討のもとにある」

フジテレビは一貫して、トラブル当日の社員の関与を否定していますが、関係者によると、その社員A氏が、1月30日付けで部署を異動したことが新たにわかりました。

A氏は編成幹部でしたが、「人事局付」に異動したということです。フジテレビは取材に対し、「人事の詳細に関してはお答えしておりませんが、職務執行が困難となったため」と回答しています。

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