「借金いくらありますか?」~物価高でもやりたいこと~【Nスタ特集】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月2日 16時2分
“結婚・住宅・奨学金”ズバリ聞きます!「借金いくらありますか?」物価高の中、お金を借りてでもやりたいことを徹底調査しました。
■教えて頂けますか?借金の事 値上げ時代 やむを得ぬ理由も 物価高の生活事情
突然ですが、借金いくらあるか教えていただけますか?物価高の中、皆さんがどうしてもやりたいこととは?
30代「借金はありますね。それはあの~、消費者金融ですね」
Nスタ「(額はどのくらい?」
30代「36万5000円。2~3年前くらいに俳優をやっていた時期がありまして、その時にどうしてもお金足りなくて一回だけお金を借りたことがありました」
20代「トータル100万ちょいぐらいですね。ヴィジュアル系のライブによく行っていて、京都に住んでるんですけど、夜行バスとか使ってよく東京に来るので、そのお金が足りなくなくなったりとかしています」
何かと節約続きで、ストレスが溜まる今、趣味にお金を使う人が増加中。その需要に合わせた“趣味ローン”も続々登場しているんです。
続いては都内で3人暮らし、5歳の子供を育てる40代の女性。
40代「借金!40~50万とかじゃないですかね。奨学金があるんですよ。大学の時の400万円。結構上限いっぱいに借りました」
大学の学費などをまかなう奨学金。
女性は奨学金400万円を借り、約20年間、毎月2万円ずつコツコツと返済。ようやく残りは50万円以下に。
40代「もう1、2年なのでよっしゃーって感じです。『借りられるじゃん!』とか『無利子じゃん!』とかっていうんじゃなくて、ちゃんと相談して家で何十年後の自分とかを考えて借りた方がいいなと思います」
20代の大学生も奨学金制度を利用。その金額は…
20代 「420~430万ぐらい。利息はそこまで多くないですけどあるにはあります」
日本学生支援機構の令和4年度学生生活調査によると、何らかの奨学金を受給している
学生の割合は年々増加傾向。
こちらの男性は、お金を借りてでも学びたいことがあると進学を決意。返済に向け、アルバイトを掛け持ちしているといいますが、物価高が重くのしかかります。
20代 「今のうちに(アルバイトで)できるだけ貯めておきたいというのはありますけど、本当に『プラスマイナスゼロ』みたいな生活しているので厳しいは厳しいです」
■結婚式のため…“ブライダルローン”利用者も増加
30代の女性は…
30代「多分60万円ぐらいだと思います。パーソナルジム」
Nスタ「理由は?」
30代「結婚式でドレス着るからちょっとでも見栄えを良くしたい」
3月に結婚式を控えていているという女性。狙いのドレスをどうしても着たいとダイエットのため、ジムに通う資金を借りたそうです。
Nスタ「体重何キロ減りました?」
30代「3キロぐらい。自分の目標には間に合うと思います」
意外と多かったのが、結婚式のためにお金を借りる人たち。こちらの30代女性も…
30代(ブライダルローンの残金)
「結婚式のブライダルローンが残っている。あと30~40万円ぐらいだったので8月には(支払いが)終わる予定ですね」
実は今、結婚式の費用も高騰。コロナ禍以降、式の参列者が増えている上、物価高も重なり、料理やプレゼント代などの負担も増加。そこで“ブライダルローン”を利用する人が増えているんです。
女性の場合、結婚式にかかった費用は約250万円。36回払いの“ブライダルローン”を組み、毎月7万円の支払いが今年の8月まで残っているといいます。
それでも結婚式を挙げたかった理由は…
30代(ブライダルローンの残金)
「できればおばあちゃんが元気なうちに見せてあげたいと思いまして。生きていて『自分が主役になれる瞬間』ってなかなか無いと思いますし、1回やったらいろいろ動画とか写真とかで振り返るのでやって良かったなと思いますね」
■「ロレックス」投資のため、ロレックスを“質預かり”
東京・江戸川区の質店で取材をしていると…
40代「これいくらになります?」
店員「預かりですか?」
質店では預けたものを担保にして、3か月間お金を借りる“質預かり”ができます。コロナ禍以降、物価高も伴い利用する人が増えているといいます。
やって来た40代の男性。担保にするのは高級腕時計のロレックスです。何のためにお金を借りるのかというと…
40代
「また時計を買うために、3000万円くらいのを買うためにポケットマネーだと足りなかったので。かっこいいのもありますけど、資産価値としてっていうのももちろんあるので」
希少価値の高いロレックスは、ここ数年、物価高も重なり価格が高騰傾向にあり、こちらの質店では持ち込みが増加。
男性は今後価値が上がりそうな時計を見つけたため、投資の一環として購入を決意。お金を借りに来たそうですが、その額は…
40代「1000万でも1500万でもいいんですけどって感じですかね」
1000万円以上の借り入れを希望。額も額ということで従業員も慎重に鑑定。
店員「ここが“裏スケ”の仕様になっています。金額もそうですけど、フォーム自体も希少価値があります」
無事、希望額の1000万円を借り入れることができました。とはいえ投資は自己責任、リスクがある事もお忘れなく。
■給料の支払いのため…「思い出を預けて、頑張れば思い出も回収できる」
すでに100万円以上のお金を借りているという50代・経営者の男性。
店員「ご延長ということで」
預けているのはネックレスや時計など13点。母の形見の指輪も担保に111万円借りているといいます。
いま、お金が必要なわけは、従業員への給料の支払いです。
50代「うち運送業なんで、運転手多いんで。給料あんま下げてあげたくないんで」
運送業に重くのしかかる、ガソリン代の高騰。
男性は111万円の一括返済ができないため質流れしないよう、2万6820円の利息を払い、返済期限を延長しに来ていたのです。
50代
「うちの母親の指輪だとか、どうしても捨てられないので消費者金融さんでもいいんですけど、自分の思い出預けて自分で頑張ればその思い出もまた回収できるんで」
■首都圏のマンション価格高騰 住宅ローンも多数
そして、今回の取材で多くの人が借りていたのが住宅ローン。
30代
「ローンとかで1億円ぐらい、マンションですね」
「家買ったローンなんで3200万ぐらいだったんですけど」
今、首都圏のマンション価格は大幅に高騰。駆け込みで購入する人たちも増えているんです。
30代夫婦「(月のローン)12万ぐらいですかね」
Nスタ「支払いが終わるころには何歳ですか?」
30代夫婦「68歳になっています」
今回、取材にご協力頂いたのは65人で、「借金がある」というのは約半数の31人。その理由の多くが「やりたいことを成し遂げるため」でした。
この記事に関連するニュース
-
《2030年のニッポン》医療・介護の低下、高齢者の貧困「暮らしとお金、衝撃のシナリオ」
週刊女性PRIME / 2025年2月2日 12時0分
-
もう、無理だ…月収45万円のサラリーマン〈1,600万円の住宅ローン〉で埼玉県・草加駅近くにマイホームを購入「すべてが順調」だったが…6年後に発覚した“まさかの事実”に悲鳴【実話】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月29日 11時15分
-
45歳、夫が自営業を廃業。借金が約540万円残り、毎月約10万円の返済……今後が不安
オールアバウト / 2025年1月28日 22時20分
-
<「自動車購入とローン」に関する調査を実施>利用者の割合が一番多いのは40代という結果に
PR TIMES / 2025年1月23日 13時45分
-
日本の大学生の2人に1人は「平均343万円」の借金を背負って社会に出ていく…それでも「奨学金」の利用者が増え続けるワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月22日 11時15分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください