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青学大・若林宏樹、最高の“ラストラン”「山あり谷ありの陸上人生だった」日本歴代7位&学生新の快走で有終の美

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月2日 17時34分

TBS NEWS DIG

別府大分毎日マラソンが2日に大分市で行われ、同レースで引退を表明していた青山学院大の若林宏樹(4年)が2時間6分7秒の好タイムをマークし、日本人トップの2位でフィニッシュ。国学院大・平林清澄(4年)が持つ初マラソン日本最高&日本学生記録(2時間06分18秒)を更新し、歴史に残る“ラストラン”となった。

引退レースとして挑んだ初マラソンは記録ずくめとなり、歴代タイムとしては、2018年東京マラソンで設楽悠太がマークした2時間06分11秒(当時日本記録)を上回り、日本歴代7位の好記録に。

箱根駅伝(1月2日)の山上り5区では区間新をマークして2年連続往路優勝に貢献。1月26日に行われた優勝パレードでは、同レースに向けて「地元和歌山県記録の2時間18分を切って、和歌山県の方々に力を与えられるような走りがしたい。後悔なく思い切って走りたい」と故郷への“地元愛”も込めて思いを語っていた。

この日、宣言通り持てる力を振り絞って走り続けた若林は倒れ込むようにフィニッシュ。レース後のインタビューでは「10年間続けてきた陸上生活の有終の美を飾れた」と自身も納得の“ラストラン”となり、「初めてのマラソンだったのでひたすら長いなって感じだったんですけど、声援の“ありがとう”という言葉で救われました」と沿道のファンに感謝の気持ちを伝えた。

同レースは東京2025世界陸上の代表選考会を兼ねており、平林清澄(2024年2月大阪)、池田耀平(2024年9月ベルリン)、吉田祐也(2024年12月福岡)に続く参加標準記録(2時間6分30秒)の突破者となった。

中継の解説を担当した瀬古利彦さん(68)から「これで本当に終わるの?」と“直球”で投げかけられた若林は「本当に終わります」ときっぱり。青山学院大の原晋監督(57)は「すみません、瀬古さんこれ以上余計なことは言わないでください(笑)」と止めに入り、「世界陸上選ばれるかもしれないから」と引退を惜しむ瀬古さんに対しても、若林は笑顔で首を振った。

やり切った表情の若林は「山あり谷ありの陸上人生だった」とこれまでの陸上生活を振り返り、原監督は「表情も輝いていたよ」と愛弟子に言葉をかけ、最高のラストランを労った。

【男子マラソン・日本歴代10傑】
1 鈴木健吾 2:04:56(2021年びわ湖)
2 池田耀平 2:05:12(2024年ベルリン)
3 吉田祐也 2:05:16(2024年福岡)
4 大迫傑  2:05:29(2020年東京) 
5 山下一貴 2:05:51(2023年東京) 
6 其田健也 2:05:59(2023年東京)
7 若林宏樹 2:06:07(2025年別府大分)
8 設楽悠太 2:06:11(2018年東京)
9 高岡寿成 2:06:16(2002年シカゴ)
10 平林清澄 2:06:18(2024年大阪)
 

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