1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「ペットの花粉症」気づいてますか? サインは食欲不振やくしゃみ、その対策は…

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 14時20分

TBS NEWS DIG

毎年多くの人を悩ませる花粉症。今年は花粉が飛び始める時期が平年より早く、また量も多くなることが予想されています。すでに対策を講じている人も多いですが、実は、花粉症になるのは人間だけではありません。見落とされがちな「ペットの花粉症」について、専門家に聞きました。

花粉症はペットにも……

昨年の猛暑により、今年はスギの花芽の付きが良く、全国的に花粉が多く飛散することが予想されています。

より対策が重要になる今年の花粉症ですが、実は、花粉症に苦しんでいるのは我々人間だけではありません。

アニホック動物病院グループ 藤野洋総院長
「花粉症、正確に言うと花粉によるアレルギー症状になりますが、一般に言われてる花粉症というのは動物にもあります。私たちの調査でも、『犬にも花粉症がある』ということを知らない方が結構多かったですね。

基本的には人と同じような症状が出るんですけど、犬も目に症状が出れば痒くなりますし、あとはくしゃみで鼻がつまっちゃったりとか、呼吸が苦しいというようなことは出てきますね。あとは、ペットの場合、直接、体に花粉が触れるので、湿疹や痒みが出たりとか、そういう皮膚の症状も出ますね。あとは倦怠感・だるさが出てくることもあります」

犬にはスギやブタクサの花粉のアレルギーがあり、しかも症状は人間と同じ。目のかゆみや鼻のつまり、くしゃみ、体の湿疹などが起こるそうです。動物病院に行くと、アレルギー検査は血液検査で調べることができます。

「犬や猫にも花粉症がある」ということを知らないと、花粉症を疑うこともありません。藤野さんによると、「飼い主は気付いていないが、花粉症になるペットは割と多い」とのことでした。

ペットがいつもより睡眠時間が長かったり、食欲が落ちていたり、くしゃみをしていたりするなどの変化があると、花粉症になっている可能性があるといいます。

ペットの花粉症対策、どうすれば?

では、ペットのための花粉症対策はどうしたらよいのでしょうか?

アニホック動物病院グループ 藤野洋総院長
「お散歩の後に、体に付けてきてしまった花粉を、洗い流すか拭いて取ってあげる。

あとは目ですね。目の中に花粉が入っている可能性があるので、例えば一般的に使えるような目薬を用意しておいて、お散歩の後は目薬で一回目を流してあげるとか、そういったことをしてあげると、症状は落ち着くと思います。

また、人間のコートに付いてきた花粉を家の中で撒いてしまうと、犬に影響があるということがあると思うので、お互いに、花粉の時期は注意して家の中に持ち込まないようにしてあげるのがいいかなと思います。ただ、あまり神経質になって注意しすぎる必要はないですよ」

外にお散歩に行ったら、人もペットもしっかり花粉を落として、家の中に花粉を持ち込まないことが重要です。

飛散量が多いと花粉症デビューしてしまう人も増える、ともいわれます。ペットにも花粉症があるんだと知って、変化に気づけるようにはしてあげたいですね。

(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』取材・レポート:近堂かおり)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください