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「選挙で選ばれていないのにやりたい放題」イーロン・マスク氏が主導する「政府のコストカット」に批判高まる 連邦政府職員に送られたメールには「人生の分かれ道」

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月6日 17時37分

TBS NEWS DIG

カリスマ経営者のイーロン・マスク氏。トランプ氏の大統領就任とともに、政府の効率化を目指す組織のトップにつきました。いま、その「仕事ぶり」が大きな波紋を呼んでいます。

イーロン・マスク氏
「言わせてくれ、僕は君たちのために身を粉にして働くつもりだ。本当にやる、本当にやる」

電気自動車メーカー「テスラ」や宇宙企業「スペースX」を手がけ、“実業家”としてのイメージが強いイーロン・マスク氏。トランプ政権では政府の効率化を目指す組織のトップに登用され、“政権の一員”としての顔を合わせ持つようになりました。しかし…

記者
「イーロン・マスク氏が進める政府の合理化に反対の声があがっています」

マスク氏が主導する「政府のコストカット」を批判する声が高まり、4日には、ホワイトハウス近くで「反マスク氏」の抗議活動が。

いったいどんな「コストカット」なのか、200万人以上の連邦政府職員に送られた一斉メールには…

連邦政府人事管理局のメール
「人生の分かれ道。連邦政府機関の大半はリストラ・再編成を通じて、縮小される可能性が高い。退職した場合、9月までのすべての給与と手当が維持される」

将来のリストラやトランプ政権への忠誠に同意を求め、賛成できなければ早期の退職を促す内容です。実はこの手法、3年前にも…

イーロン・マスク氏
「人生の分かれ道。成功するには、極端にならなければいけない。長時間、猛烈に働くことを意味する」

当時、マスク氏がツイッター社を買収した際、従業員への一斉メールで激務か退職かの選択を要求。結果、およそ8割もの人員を削減しました。

コストカットのターゲットは「ヒト」だけでなく、「組織」そのものにも…

イーロン・マスク氏(音声)
「国際開発局は害虫のかたまりであり、果実はないんだ。国際開発局を廃止する理由だよ。修復不能なんだ」

外国への人道援助や開発支援を行う国際開発局。トランプ氏らもその事業を批判し、マスク氏を支援します。

アメリカ トランプ大統領
「彼は、ほかの誰よりも政府を縮小させられるだろう。もの凄く悪いことや酷い支出を大量に見つけてくれている」

アメリカ ホワイトハウス レビット報道官
「トランプ政権はこのような無駄な資金援助を削減します。グアテマラの性転換支援の200万ドル、エジプトの観光支援の600万ドル…」

こうした動きに、市民や連邦政府職員は「選挙で選ばれていないマスク氏がやりたい放題やっている」などと批判しています。

反マスク氏デモ 参加者
「政府の予算の1%にすぎないのに、それ以上の予算であるかのように振る舞っている」
「マスク氏は選挙で選ばれたわけでもないのに、自分が理解もしていない政府を壊そうとしている。政府を企業のように支配するなんてことはできやしない」

先月実施された複数の世論調査では、マスク氏に否定的な意見を持つ人が過半数を占めました。

しかし、トランプ氏はそうした批判をよそに、マスク氏に特別職の公務員という立場を新たに与えていて、マスク氏の影響力はさらに強まっています。

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