“ドカ雪”各地で事故・トラブル相次ぐ 最強寒波 8日(土)に再びピーク、毛布は布団の「上」or「下」問題に決着【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月6日 21時37分
最強寒波がもたらしている“ドカ雪”の影響で、各地で車の事故やトラブルが相次ぎました。懸念されるのが、今後やってくる2回目のピーク。寒波はいつまで続くのでしょうか?
関東でも連日の氷点下…春の訪れはまだまだ先?
小野裕子 気象予報士:
きょう6日(木)はいったん雪の降り方が落ち着いているところもありますが、8日(土)を中心に、また大雪に警戒が必要となってきます。
あす7日(金)は、雪の降るエリアに少し変化がありそうです。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)によって発達した雪雲が相変わらず流れ込む北陸や東北に加え、日本海側から一気に雪のエリアが広がり、中国山地や四国などでも雪が見られるようになりそうです。
普段は雪が少ない東海や四国、そして九州南部でも雪となり、週末にかけて平地でも積もるようなところが出てきそうです。
続いて、あす7日の夕方にかけて予想される雪の量をみていきます。今回の寒波ですでにかなりの雪が積もっていますが、24時間降雪量は東北・北陸で最大80センチ、北海道・中国地方で最大60センチ、四国でも25センチの予想となっています。この先もさらに積雪がかさんでいきそうなので、交通障害などに警戒してください。
そして、きょう6日の朝の東京都心は氷点下0.6度で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。名古屋や大阪、高知でも連日の氷点下となっています。
気象庁から発表された最新の1か月予報(2月8日~3月7日)では、3月のはじめにかけて北日本では平均気温が高い傾向となっていますが、沖縄では低い予想です。一方、東日本と西日本ではほぼ平年並みということで、この先もすぐにあたたかくなることはなさそうです。春の訪れはまだまだ先かもしれません。
井上貴博キャスター:
このあとあたたかくなっても、雪崩などに注意が必要ですよね。
小野裕子 気象予報士:
来週は特に気温が上がりそうなので、融雪災害に気をつけていただきたいです。
毛布は布団の「上」or「下」、どちらがあたたかい?
井上キャスター:
寒くなってきたので、ここからは夜をどう過ごそうかという話題です。毛布と羽毛布団が2つあった場合に、毛布を下にするのと上にするのとでは、どちらがあたたかいのでしょうか?
Nスタ調べでは、毛布を上に持ってきたほうが保温効果が高いです。考え方としては、羽毛布団の“羽毛”のポテンシャルをより活かしてあげようということになります。
羽毛というのは体の熱で布団が温められていくため、体と密着していたほうがよりポテンシャルが上がるわけです。毛布が間に挟まっていると羽毛布団のポテンシャルを活かし切れないので、毛布は外に持っていってあげましょう。毛布には断熱の役割があり、温められた布団の熱を守ってくれます。
では、羽毛のポテンシャルをより活かそうと考えた場合、布団カバーは薄手と厚手のどちらがいいのでしょうか?
これも理論的に考えればわかると思いますが、寝具メーカー「昭和西川」の担当者によると「カバーは薄いほうが羽毛布団に熱が伝わりやすいのであたたかい」とのことでした。
また、綿のほうがより温度が伝わる効果があるため、綿で薄手のカバーが一番いいといわれているそうです。
体の下に毛布を敷くと…? 布団内温度を検証
井上キャスター:
ここまで、布団の上に毛布をかけるのがいいとお話をしてきましたが、敷布団として毛布を使ってあげるのはどうなのでしょうか?布団の中の温度を測定し、どちらがあたたかいか検証してみました。
<布団の上に毛布>(室温約23度、湿度約35%)
●経過0分:布団内温度23.8度
●経過約10分:布団内温度27.4度
●経過約20分:布団内温度29.4度
<体の下に毛布>(室温約23度、湿度約35%)
●経過0分:布団内温度23.1度
●経過約10分:布団内温度27.4度
●経過45分:布団内温度30.0度
→その後、最高温度30.7度に
このように、温度が上がる初速が速かったのは「布団の上に毛布」のパターンでしたが、最終的に高くまで上がったのは「体の下に毛布」のパターンでした。どちらを取るかということですが、両方取ってもよさそうです。
==========
<プロフィール>
小野裕子さん
気象予報士 防災士
前職はアナウンサー
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰
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