SMILE-UP． 補償をめぐり被害訴える4人を提訴 元ジャニーズJr.の男性「旧ジャニーズのやり方と変わらない」【news23】

TBS NEWS DIG

ジャニー氏の性加害問題をめぐり、旧ジャニーズ事務所「SMILE-UP.」は被害を訴えてきた4人を提訴しました。

「旧ジャニーズと変わらない」SMILE-UP.が被害訴える側を提訴

元ジャニーズjr.田中純弥さん
「いきなり訴訟はちょっと乱暴すぎますし、従わないと訴えられる。そんなことをすると、他の人も真実を言えなくなってしまう」

SMILE-UP.から裁判を起こされたのは、元所属タレントの田中純弥さんら4人です。

SMILE-UP.は被害者救済委員会を通じた、会社側の救済の枠組みに応じなかったとして、「損害賠償債務は存在しない」「算定した額を超える補償金を支払う義務がない」ことなどの確認を求めています。

元ジャニーズjr.大島幸広さん
「果たして被害者に寄り添う行動なのでしょうか。届け出をしたら、訴えられるのではないかと、不安になると思います」

提訴された田中純弥さんは、日本国内やアメリカのネバダ州で、ジャニー氏による性被害を受けたと訴えています。2024年12月には真相解明などを求め、SMILE-UP.社などを相手取り、ネバダ州で訴えを起こしました。

SMILE-UP.側から訴えられたのは翌日のことでした。

元ジャニーズjr.田中純弥さん
「報道された次の日に訴えられる。権力と圧力で抑え込んでいた旧ジャニーズのやり方と、あまり変わらないんじゃないか」

SMILE-UP.はコメントで補償の枠組みに応じてもらえず、やむを得ず提訴したと説明しています。

田中さん
「これ以上心をえぐるようなことはして欲しくないと強く願います。会見に出席するかも悩んでいたんですが、逃げたら駄目なんだなって自分に言いきかせました。（SMILE-UP.側にも）本当のことを、話していただきたいなと思います」