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森友“不開示”文書訴訟で石破総理「上告しないと決断」真相解明に希望…赤木俊夫さんの妻・雅子さん「1日も早く出してほしい」【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月7日 14時38分

TBS NEWS DIG

森友学園に関する決裁文書の改ざんをめぐって新たな動きです。財務省が開示しないことを決定した関連文書。その決定を取り消した裁判所の判決を受けて石破総理は上告しない=つまり、判決を受け入れる決断をしました。開示されれば、改ざんの経緯などが明らかになる可能性があります。

“不開示決定取り消し”に石破総理「上告しない」 開示される可能性も

赤木雅子さん(2月6日)
「上告されるのか、されないのか、毎日冷や冷やしてたんですけど、MBSの記者から上告断念とLINEをいただいた。本当にびっくりしました」

赤木雅子さんの夫で、財務省近畿財務局の職員だった俊夫さん(当時54)は、森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざんを強いられたことを苦に、2018年、自ら命を絶ちました。

俊夫さんは、どのような指示系統で改ざんを強いられたのか。

2021年8月、雅子さんは財務省側に対し、検察に任意で提出した文書などを開示するよう要求。しかし10月、財務省側は文書が存在するかすら明らかにせず、開示しないと決定しました。

雅子さんは決定取り消しを求めて提訴。2023年9月、1審は敗訴しましたが、2025年1月30日、2審の大阪高裁は開示しないとの決定の取り消しを国に命じました。

判決から1週間経ち石破総理は…

石破総理(6日)
「赤木さんの気持ち、ご遺族の気持ちを考えたときに、この判決は真摯に受け止めるべきだと考えて、上告しないと決断をした

「上告しない」というのは、判決を受け入れるということです。

つまり、財務省が存在を明らかにしてこなかった文書が、石破総理の政治判断で開示される可能性が出てきました。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん
「安倍元総理の影響力が続いていれば、さらに上告し最高裁で争う流れだった。石破政権が発足して4か月あまりだが、ようやく石破総理が安倍時代の負の遺産に対して、きちんと整理をしていくという姿勢を示し始めたと、自民党の中では受け止められている」

加藤財務大臣「文書は相当量だと聞いている」

財務省が存在を明かしてこなかった検察への提出文書。上告断念を受けて、加藤財務大臣は存在を認めましたが…

Q.開示はこれから検討か?

加藤勝信 財務大臣
「そうです。その文書、相当量だと聞いております。それについて、中を精査して、どういう作業でやっていくのか、これから検討していく

開示するかどうかは「これから検討する」といいます。仮に開示されても、今までと同じように黒塗りの可能性もあります。

「文書が出たら夫にも読んでほしい」俊夫さん愛用の眼鏡を持参

雅子さんは6日の会見で、俊夫さんが愛用していた眼鏡を持参し、その理由について語りました。

赤木雅子さん
「普段使っている眼鏡は、夫と一緒に行ってもらったんですけど、自宅ではいつもこの眼鏡をかけて、お気に入りの眼鏡だった。文書が出たらこの眼鏡をかけて、しっかり夫にも読んでほしいなと思います。そんな思いで今日は眼鏡を持ってきました。

黒塗り作業を夫もさせられていたんですけど、(今も)しなければならない人がいて、それを思うと胸が苦しい。隠さないとダメなところももちろんあると思う。1日も早く出してほしいと思います」

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