3月並みの陽気で気温上昇も…「最強寒波」が食卓を直撃 キャベツ1玉378円と春野菜の価格に影響が?【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月10日 20時5分
「最強寒波」のピークは過ぎたものの、引き続き雪崩などには注意が必要です。
また、農作物の被害も出ていて、食卓への影響も懸念されます。最強寒波が野菜の価格に影響するのか、しないのかを調べました。そして、本格的な花粉の飛散も始まりそうです。
“最強寒波” 春野菜の価格への影響は?
井上貴博キャスター:
“最強寒波”での野菜価格への影響についてです。「春キャベツ」と「新玉ねぎ」について今シーズンの状況など、生産者に聞きました。
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まずは「春キャベツ」について、春キャベツ一大生産地の「JAちばみどり」の担当者に伺ってみたところ、「最強寒波の影響はほとんどありません」ということでした。
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しかし、11月の「種まき」のときは雨が多く病気に。12月は雨が降らず生育不良。1月中旬はまた雨が多く病気になってしまいました。
それによって高止まりが続いている春キャベツの価格については、「生産量は例年の約5割で、価格は高くなると思います」とJAちばみどり担当者は話していました。
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続いて、「新玉ねぎ」について、新玉ねぎの生産地「JAとぴあ浜松」の担当者に伺ってみたところ、「最強寒波の影響はほとんどありません。出荷量も例年通りになる見込み」ということでした。ただし、「価格は例年より高くなると思います」とも話していました。理由として、輸送コスト・人件費の上昇などがあるようです。
今週は気温上昇 3月並みの陽気に 積雪地域は「なだれに注意」を
広瀬駿 気象予報士:
一連の“今季最強寒波”の影響は、これから収まりつつあるような状況です。
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日本海側はまだ雪が降っていますが、先週末ほどの降り方ではないかなと思います。
今週はまた気温が上がっていきそうです。その様子を寒気と暖気の予想で見ていきます。
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青いところが平地で雪が降る目安の寒気です。まだ11日(火)にかけて寒気は居座りますが、12日(水)になると寒気が北に退くので、12日に平地で雪が降るのは北海道くらいになります。
大雪になったところで雨になるので、一気に雪解けが進みます。その影響での被害が心配になってきます。
また気温が上がっていくと、農作物も一気に育っていくこともあり得るので、気温が上がれば過ごしやすくなるからいいというわけではなく、農作業の方にも影響が出てきます。
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これからの予想最高気温を見ていくと、東京は12日(火)~16日(日)にかけて13℃~15℃と3月並みの暖かさとなります。福島や札幌などの積雪地域も10℃近くまで気温が上がっていくので、なだれなどに注意をしてください。
そろそろ“花粉シーズン”到来 「花粉症じゃない人」の注意点とは?
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井上キャスター:
暖かくなると「花粉の季節」になります。2025年の花粉は平年比で1.65倍と多くなっています。(提供:ウェザーニュース 約1万人に調査 2024年調査)
【東日本】(前年比)
▼東京 「ほぼ変わらず」
▼茨城 「約2.4倍」
▼長野 「ほぼ変わらず」
【西日本】(前年比)
▼大阪 「約4.7倍」
▼香川 「約8.5倍」
▼大分 「約4倍」
なぜ2025年は花粉が多いのか。そもそも▼今年は花粉の飛散量が多い「表年」、さらに▼去年の高温・多照などが影響しているからだそうです。
広瀬気象予報士:
夏も記録的な暑さを年々更新しているので、花粉も作られやすい気象条件になっているわけなんです。
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井上キャスター:
花粉症は「国民病」とも言われますが、花粉症の人の割合は「花粉症の人」55%、「花粉症じゃない人」45%となっています。(提供:ウェザーニュース)
「花粉症じゃない人」に花粉症の辛さを知ってほしいということで、いろいろ調べました。
まず、花粉症あるあるをピックアップしてみました。
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【花粉症あるある】(提供:Simeji 10~24歳 男女324人)
▼ごみ箱がティッシュだらけ
▼目玉を取って洗いたい
▼何をやっても集中できない
▼学校や職場に自分専用の箱ティッシュ
▼花粉めがね「ジロジロ見ないでほしい」
▼高級ティッシュを家族に使われイラッ
▼花粉の映像を見るだけでムズムズする
▼くしゃみしすぎて腹筋が割れてきた
そして、「花粉症じゃない人が気をつけること」を花粉症の専門家・ハピコワクリニック五反田の岸本久美子医師に聞きました。
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(1)待ち合わせは屋内にする
(2)モコモコした服で近づかない
(3)気軽に窓を開けるのをやめる
(4)気軽にゴルフに誘わない
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