カーネギーメロン大が開発の生体センサー、コロナの抗体を数秒で検出!
Techable / 2021年1月20日 7時0分
カーネギーメロン大学の研究チームは、新型コロナウイルスに特異的な抗体を10~12秒で検出する生体センシングデバイスを開発した。
ナノ粒子を3Dプリントすることで機能する同デバイスには、高度な材料技術および積層造形技術が応用されている。
デバイスの普及により迅速な検査による感染拡大防止のほか、ワクチン接種に対する免疫反応の定量化にも期待できそうだ。
抗体濃度が低くても検出可能テストプラットフォームでは、ウイルスの2つの抗体(スパイクタンパク質S1領域、受容体結合ドメイン)が約5μl(マイクロリットル)の血液中に存在するかどうかを確認する。
抗体濃度が1ピコモル(0.15ng/ml)未満と、非常に低くても検出可能。電気化学反応をほぼリアルタイムでスマホのようなインターフェイスに送信し、結果を分析するようだ。
デバイス製造の際に用いられる「エアロゾルジェット3Dプリント」と呼ばれる積層造形技術が、テストプラットフォームの効率と精度を担保している。
ナノスケールでの3Dプリント技術で高精度にセンシング抗原がコーディングされた電極は、焼結されたエアロゾル液滴を使用してナノスケールでプリントされる。これにより、粗く不規則な表面構造が生じ表面積が増加。電気化学反応が強化され、迅速で高精度な検出を可能にするとのこと。
また、抗体は抗原との結合反応が非常に選択的なため、テストのエラー率は低くなる。
同技術は汎用性があり、エボラやHIV、ジカといったウイルスの抗体検出にも活用できるとのことで、公衆衛生保全に貢献してくれそうだ。
参照元:Sensing of COVID‐19 Antibodies in Seconds via Aerosol Jet Nanoprinted Reduced‐Graphene‐Oxide‐Coated 3D Electrodes/ Wiley
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トンボの複眼から金型を作製
共同通信PRワイヤー / 2024年11月7日 14時0分
-
SEGNOS(セグノス) ThermaLISA法を用いた早期アルツハイマー病リスク検査サービスに関するアンケート調査 11/11から開始
PR TIMES / 2024年10月31日 18時15分
-
極微量の放射性ヨウ素を測定する技術を開発
共同通信PRワイヤー / 2024年10月29日 14時0分
-
『~ well-being を支える ~ 非接触~低侵襲生体センシング技術動向』開催します!(オフライン開催・参加費無料)
PR TIMES / 2024年10月28日 13時45分
-
【ファンケル】生きた細胞内のタンパク質発現量を推定するAI技術を開発
PR TIMES / 2024年10月24日 12時45分
ランキング
-
1明石家さんま、VTuberになっていた―デビュー配信からホロライブ、にじさんじとコラボした謎の新人「八都宿ねね」の正体に宝鐘マリンらも驚愕
インサイド / 2024年11月22日 10時20分
-
2川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
ねとらぼ / 2024年11月22日 7時30分
-
3こんにゃく「こうやってひねります?」 普通だと思っていた“ひねり方”についての疑問が999万表示 「やるやる!」「我が家もこれです!」
ねとらぼ / 2024年11月22日 12時20分
-
4Anker製品「最大56%オフ」 Amazon ブラックフライデーで 割引率と製品数は2023年よりもアップ
ITmedia Mobile / 2024年11月22日 7時10分
-
5猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
ねとらぼ / 2024年11月22日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください