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クラウド時代のセキュリティ管理プラットフォームLacework

Techable / 2021年1月18日 9時0分

企業のIT基盤としてクラウド環境が利用されて久しいが、マルウェアの脅威や設定ミスによる情報漏えいなど、セキュリティリスクは課題となっている。規模が拡大してもITチームの負担が増えないよう、手作業を減らして管理できるようにするのがLaceworkのクラウド管理プラットフォームだ。

マルチクラウド環境のセキュリティ設定

Laceworkのプラットフォームは、複数のクラウド環境に関する設定を一つのポータルで管理する機能を提供する。AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)、GCP(グーグル・クラウド・プラットフォーム)、Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)などで、同様のセキュリティ設定を適用するのに役立つ。

情報セキュリティマネジメントシステムの基準であるSOC 2、PCI-DSS等に準拠するのに証跡が必要になるが、Laceworkを導入すれば、手作業を簡略化し、管理が容易になるのだ。

脆弱性の発見、ならびにマルウェア侵入の検知にも効果を発揮する。検知が難しく巧妙なサイバー攻撃が増加する中、不自然な振る舞いを見つけ次第、その影響を最小化させる仕組みが組み込まれているのが特徴と言える。

大きな成長が期待されるユニコーン企業

ガートナー社の調査では、セキュリティ事件のうち、クラウド環境にあるコンテンツを意図せずに外部へ公開してしまった企業の割合は、2018年の25%から、2021年には50%へと増加すると予測された。

セキュリティに関する要求の高まりに応じ、Laceworkの売り上げは2020年に300%の増加を見せた。

さらに、2021年1月には5億2500万ドルの資金を調達し、その評価額は10億ドルを超えた。大型の投資を受けたユニコーン企業として、米国や欧州での研究開発チームを拡大し、パートナー企業を増やしていくことが期待されている。

Lacework

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