HarvestX、ロボットによる自動授粉・収穫で果菜類の完全自動栽培を目指す
Techable / 2021年1月21日 10時0分
東京大学関連ベンチャーのHarvestX株式会社は、ロボットによる完全自動栽培で農業における課題解決を目指している企業。
今回は同社の完全自動栽培実現への取り組みにフォーカスしてみよう。
ミツバチの代わりはロボット現在、レタスなど葉物類の植物工場が展開する一方で、果物類の多くはミツバチを媒介とした虫媒受粉に依存しており、受粉収穫の不安定さや飼育管理のコストが課題となっている。
そんななか同社は、ミツバチの代わりにロボットを活用する授粉・収穫技術の開発を進め、イチゴの自動栽培ロボットの実証試験機「XV1」を開発。植物工場におけるイチゴの受粉から収穫までの栽培の完全自動化に向けた取り組みを推進中だ。
「XV1」は、デプスカメラと同社開発の画像処理アルゴリズムを活用して花と果実を認識し、2種類の専用アタッチメント(特許出願中)で自動授粉・収穫を行うことができる。また、より広い農園での農作業が可能となるように、自走台車を採用しているとのこと。
「XV1」のYouTube動画はこちら。
植物工場との協業体制を確立同社は、東京大学が主催する「本郷テックガレージ」にて事業を立上げ、South by Southwest (SXSW)のTrade Show出展を目指す「Todai To Texas」参加を通じてプロダクト開発を進めてきた。
会社設立前に、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)が主催するコンソーシアム型のインキュベーションプログラム「1st Round」にて採択。会社の立ち上げ支援や事業計画策定などの支援を受け、2020年8月に会社設立となった。
そしてこのたび、東大IPCが運営する「オープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合」と、独立系ベンチャーキャピタル「ANRI 4号投資事業有限責任組合」、株式会社ReBoost 代表取締役 河合聡一郎氏、株式会社メルペイ 取締役CTO 曾川景介氏、さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中邦裕氏から総額5000万円の資金調達を実施。
投資家からはグローバル展開に期待する声も上がっている。なお、この調達は植物工場を展開する企業との協業体制を確立した上でのことだという。
完全自動栽培の技術が確立・浸透すれば、農業全体の人手不足解消や労働負担低減、安定的な食糧生産に貢献できるかもしれない。
PR TIMES(1)(2)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【最先端】“イチゴ自動栽培システム”を菓子メーカー「春華堂」が導入…ロボットが担う栽培技術とは(浜松市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年11月11日 18時28分
-
春華堂、世界初の商業利用第一号として商業ロボット受粉ファーム導入を発表
PR TIMES / 2024年11月9日 11時45分
-
HarvestX「浜松ファーム」開業及び製品導入の記者会見を開催
PR TIMES / 2024年11月8日 19時15分
-
農業界の課題解決に向けた先端技術の研究開発と展示を行う総合農業パーク!「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」オープンニグセレモニー&内覧会
ITライフハック / 2024年10月30日 17時10分
-
スーパーで買ったポップコーンを植えてみたら…驚きの結末に378万再生「衝撃的…」「知りませんでした!」
ORICON NEWS / 2024年10月29日 7時30分
ランキング
-
1自分のスマホが犯罪インフラに? 知らぬ間にSMS大量送信、日本サイバー犯罪センターが警鐘
おたくま経済新聞 / 2024年11月22日 15時0分
-
2こんにゃく「こうやってひねります?」 普通だと思っていた“ひねり方”についての疑問が999万表示 「やるやる!」「我が家もこれです!」
ねとらぼ / 2024年11月22日 12時20分
-
3明石家さんま、VTuberになっていた―デビュー配信からホロライブ、にじさんじとコラボした謎の新人「八都宿ねね」の正体に宝鐘マリンらも驚愕
インサイド / 2024年11月22日 10時20分
-
4大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
ねとらぼ / 2024年11月22日 13時19分
-
5イオシス、“あのスマホ”大量入荷 「待ってたぜェ、この瞬間をよォ!!」
ASCII.jp / 2024年11月22日 15時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください