IoTで農場管理を行うSaaSプラットフォームAgriWebb
Techable / 2021年1月29日 7時0分
オーストラリアの農業テクノロジー(AgTech)ベンチャー企業AgriWebbは、IoT機器から農場の情報を収集し、機械学習で分析を行うSaaSプラットフォームを運営してきた。シリーズBの資金調達を経て、さらなる製品開発・国際展開が期待されている。
家畜のトレーサビリティを確保するAgriWebbのプラットフォームは、農場管理に関わる様々な情報を一括で管理するために用いられる。特に、ドローンや衛星、センサー、そして、ICタグといったIoT機器からデータを収集するのが特徴だ。
多数の家畜を管理している場合でも、それぞれの体重はどのくらいか、何を食べたか、といった情報の分析を行い、発育が順調に進むよう確認できる。農場にとっては収益性を高め、また、小売業者や消費者にとってはトレーサビリティを確保するのがメリットと言える。
1000万匹以上の家畜を管理対象に2013年にオーストラリアで創業されたAgriWebbは、多くのユーザーを獲得してきた。オーストラリアでは、数千の農家に導入され、管理対象は1000万匹、その範囲は3000万ヘクタールに及ぶ。さらに、米国・英国・南アフリカ・ブラジルなどに事業を展開している。
同社は、2021年1月、カナダの投資家Telusベンチャーズなどから、2330万米ドルを調達した。この資金を用いて期待されるのは、さらなる製品開発だ。特に、数千・数万の家畜を管理していても、個々に最適化された管理が適用できるよう、機械学習を交えた分析機能を導入することが見込まれている。
また、国ごとに異なる牧畜に関する規制に対応しながら、プラットフォームの多言語化を含めた国際展開を行う計画がある。AgriWebbの技術によって、新たな農場管理のパラダイムを広めることが期待されている。
AgriWebb
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