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体温データの活用を目指すスタートアップ「HERBIO」の取り組み

Techable / 2021年1月28日 11時0分

2017年9月に設立された株式会社HERBIO(以下、HERBIO)は、「"生きる"に寄り添うテクノロジー」というミッションを掲げるヘルステックスタートアップ。

「体温」に着目し、ウェアラブルセンサーの開発などを行う同社は、誰もが健康に暮らせる世界の実現を目指している。

へそに置くタイプのウェアラブルセンサーを開発中

HERBIOを創業したのは、現CEOの田中彩諭理氏と現CROの丸井朱里氏。自らの経験から「体温」に関心を持っていた田中氏が、体温に関する研究を行う丸井氏に声をかけたという。

同社は、より正確な体温(深部体温)を知ることが体の異常の早期発見につながるとして、へそに置くタイプのウェアラブルセンサーを開発している。センサーによって取得したデータは、体温変動の研究・解析に活用。その研究結果を利用して、さまざまな社会課題の解決を目指していく。

現在、教育機関との共同研究や製薬会社との治験も実施されているようだ。公式Webサイトでは、研究用のウェアラブルセンサー提供先として、大正製薬株式会社などの名前が挙げられている。

資金調達によって事業展開を加速

HERBIOは、Beyond Next Ventures株式会社およびVelocity LLPを引受先とする第三者割当増資により、総額1.2億円の資金を調達。加えて、2020年12月24日に第二種医療機器製造販売業許可を取得したことも明らかにしている。

今後は、現在開発中のウェアラブルセンサー量産化に向け、機能のアップデートなどを進めていくという。また、研究への注力を強めるべく、研究者の採用をはじめとした人員強化も図るとのことだ。

PR TIMES(株式会社HERBIO)
PR TIMES(Beyond Next Ventures株式会社)

(文・早川あさひ)

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