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JIWの点検用ドローン、衆人環視の中で自動航行を実施

Techable / 2021年2月8日 11時50分

平城宮跡歴史公園(奈良県奈良市)での社会実験「スマートチャレンジ」において、株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下、JIW)は、点検用ドローン「Skydio R2 for Japanese Inspection」(以下、J2)を用いた実証実験を実施。衆人環視の中での自動航行もあったようだ。

点検用ドローン「J2」とは?

JIWは、インフラ設備などの点検を担う企業として2019年に創業。同社が今回の実験で使用したJ2は、Skydio社の「Skydio R2」をベースにして、点検用に仕様を変更したドローンとなっている。

J2は機体の上下に複数台のカメラを搭載しており、その映像に基づいて周囲の状況をリアルタイムで把握。障害物を回避しながら撮影を継続できる。

実証実験の概要

広大な敷地をもつ平城宮跡歴史公園では、設備の点検や草木の植生状況の把握に多くの人手が必要で、維持管理の効率化が課題とされていた。

そこで今回は、ドローンが上空から公園内を撮影し、維持管理に必要なデータを取得するという試みが行われた。まずは、ドローンが離発着する起点(ネスト)を園内に複数設置。ネスト間をドローンが自動航行し、画像データを集めたとのことだ。

また、安全対策を万全にした上で、公園利用者がいる状態での自動航行実験も実施。今回は、ドローンによる点検効果と一定の安全性を確認することができたという。

JIWは今後、ドローンの自動航行技術を用いて、インフラ設備などの維持管理効率化を促進していくとしている。

PR TIMES

(文・九条ハル)

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