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新宿ミロードのモザイク通りで行われた人流可視化の実証実験とは?

Techable / 2021年2月8日 16時0分

パナソニック株式会社とパナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は、2020年12月17日~2021年1月15日の期間、「新宿ミロード」のモザイク通りにおいて人の流れを可視化する実証実験を実施。施設利用者および施設管理者へ混雑情報を提供することで、混雑回避の行動の促進効果が期待されるという。

実験結果公開中!

同実験では、小田急電鉄株式会社および株式会社小田急SCディベロップメントの協力のもと、新宿ミロードのモザイク通りに設置している防犯カメラの映像を活用。画像解析技術によってカメラ画像から人物を検出し、エリア内を移動する人数をカウントして人流を計測した。もちろん、個人を特定できる情報は含まない。

パナソニックのディープラーニングを使った画像解析技術により、さまざまな角度からの人物検出が可能なため、既設の防犯カメラでも活用できるというのがポイントだ。

同実験の結果は、2021年2月1日~3月26日の間Webサイトにて公開中。2020年12月17日~2021年1月7日(12月29日~1月4日を除く)と、東京都において2度目の緊急事態宣言が発令された後の1月8日~1月15日の人流計測結果をもとに、集計・可視化したグラフが公開されている。

リアルな都市データを3D都市に統合

同実験は、国土交通省が推進する3D都市型モデル整備のリーディングプロジェクト「Project PLATEAU(プラトー)」の一環で行われたものだ。

同プロジェクトは、バーチャル空間に3D都市モデルを構築し、そこにリアルな都市のデータを統合することで、都市活動のシミュレーション・分析などに役立てようというもの。また、3D都市モデルに統合したデータのオープンデータ化も行うという。

現在、全国約50都市にて3D都市モデルの構築とこれを活用した「まちづくりのDX」の取り組みを推進中だ。

パナソニックは同プロジェクトに参画しており、「3D都市モデルの構築等に関する国際標準規格に対応するための作業手順のマニュアル化及び3D都市モデルのデータ品質管理業務」と「3D都市モデルを活用した都市活動モニタリング等の技術実装業務」において「まちづくりのDX」への取り組みを支援している。

同プロジェクトの進捗プロセスを発信しているティザーサイトはこちらから。

PR TIMES

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