DMM Agri Innovation、ドローンを活用したイノシシ被害対策の実証実験を開始
Techable / 2021年2月9日 13時0分
鳥獣被害対策事業を展開する株式会社DMM Agri Innovationは、株式会社アポロ販売および一般社団法人CEFIC研究所とともに、広島県立びんご運動公園にてデジタルテクノロジーを活用したイノシシ被害対策の実証実験を開始。
なお同実験は、広島県が公募した「ひろしまサンドボックス」実証プロジェクトの「公園内のイノシシ被害軽減のための獣害対策支援業務」の一環として実施される。
走り回るイノシシを撮影同実験は、環境省の植生マップなど従来のデータをもとにしたイノシシの群れの特徴や年齢の特定、侵入経路の予測などの痕跡調査や、ドローン空撮のデータを踏まえて最新植生マップを作成しイノシシの生態を把握することからはじまった。
その生態データをもとに赤外線カメラ搭載ドローンによるイノシシの追跡撮影を行った結果、2日連続でイノシシの姿を捉えることに成功している。ドローンの映像からはイノシシが公園内を走り回り、どこかへ走り去る様子が見て取れた。現在、CEFIC研究所(岡山理科大 吉川教授)にて、映像解析や採取した糞の分析などを行っているという。
イノシシを捉えたドローン映像はこちら。
今後の展開は?今後は、調査・分析の結果にもとづいて、自動撮影が可能なトレイルカメラ(センサーカメラ)を適所に設置し、より詳細なイノシシの生態を把握していくようだ。また、アポロ販売が取り扱う電気柵・グレーチング・忌避剤などを設置し、イノシシ被害の軽減に貢献していくとのこと。
現段階では追い払いにとどまっているが、本来、鳥獣被害対策は「追い払い」と「捕獲」をセットで行うことが有効とされていることから、引き続き恒久的な被害対策を進めていく構えだ。
同実験について、農林水産省の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー 原田誠司氏は「ドローンの使用により今まで勘だった部分(頭の中での想像の動き)を見える化することで、予測通りの動きを実際に確認することができました。このことから、ドローンの効果を再認識し、今後の対策の新たな展開を期待しています。」とコメントしている。
PR TIMES
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
人口600人の島で捕獲されるイノシシは毎年200頭 甘夏や柿など農産物に深刻な被害
RKB毎日放送 / 2024年11月22日 19時39分
-
ドローンとAIでクマ対策実験…着ぐるみは「テディベア」、顔だけの映像は「ネコ」と誤認
読売新聞 / 2024年11月20日 18時29分
-
リアルグローブ、南榮工業と共同で、北九州市の「最新式災害対応型ドローンのデモフライト等研修会」にて遠隔情報共有システム「HecーEye(ヘックアイ)」を活用いただきました
@Press / 2024年11月19日 14時30分
-
ドローン×AIでクマ被害を防ぐ!システム実用化を目指す実証実験 五城目町
ABS秋田放送 / 2024年11月12日 17時55分
-
リアルグローブ、イーシーセンターと共同で、静岡市のドローンの動作確認飛行テストにて、遠隔情報共有システム「HecーEye(ヘックアイ)」のデモを行いました
@Press / 2024年11月8日 13時0分
ランキング
-
1旅先での1枚が「Windows10すぎる」と300万表示! 分かる人には分かる“完全一致”に「共感しまくりです!」「マジじゃん」
ねとらぼ / 2024年11月22日 20時30分
-
2「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
ねとらぼ / 2024年11月22日 17時40分
-
3イオシス、“あのスマホ”大量入荷 「待ってたぜェ、この瞬間をよォ!!」
ASCII.jp / 2024年11月22日 15時5分
-
4『シャニマス』に武藤遊戯?混乱の声 ショップ「武闘遊戯」見間違い続出でトレンド入り「脳がバグった」
ORICON NEWS / 2024年11月22日 18時32分
-
5『崩壊:スターレイル』Ver.3.0新地域「オンパロス」の登場キャラが一挙公開!新たな運命「記憶」のバトルスタイルも判明【予告番組まとめ】
インサイド / 2024年11月22日 23時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください