地上・宇宙の両方で着られる服「Earthian Wear」、ISSの生活用品候補に選定
Techable / 2021年2月15日 11時0分
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「THINK SPACE LIFE」プラットフォームでは、「宇宙と地上双方の暮らしをアップデートする衣服」プロジェクトを推進している。
同プラットフォームにインキュベーションパートナーとして参画しているシタテル株式会社は、株式会社スノーピークや株式会社三越伊勢丹らとともに「宇宙生活/地上生活に共通する課題テーマ・解決策の募集」へ、地上と宇宙の両方で着られる衣服「Earthian Wear」を提案。結果、2022年以降にISSに搭載予定の生活用品候補として選定された。
地上と宇宙でシームレスに着られる服「Earthian Wear」は、「究極のノンストレス・ウェア」として提案された衣服。過酷な環境下における宇宙飛行士や宇宙旅行者のQOL向上を目指し、地上と宇宙空間双方でシームレスに快適な状態を実現するライフスタイルウェアをコンセプトに企画されたものだ。
製法は、着心地がよく生地ロスが発生しにくい無縫製を採用。天然素材中心に選定した素材に、保湿効果・抗菌防臭効果・伸縮性などの機能を複数組み合わせたマルチ・バイラルな機能を付加している。
最新技術と高いデザイン性をかけ合わせたニュースタンダードな衣服として、サスティナブルでストレスフリーな宇宙生活をサポートしていくことが期待されているようだ。
今後は、試作品を宇宙飛行士に着用してもらい、フィードバックをもとに改良を重ねて製品化していく。そして2022年以降のISSへの搭載と、今秋以降の一般販売を目指すとのこと。
アパレル業界の改革を目指すシタテルシタテルは、「ひと・しくみ・テクノロジー」により衣服を中心とする製品生産のプロセスをワンストップで提供するプラットフォームを提供している。
従来の衣服生産は、多くのステークホルダーが携わる複雑な構造をもつ。そこで同社は、日本全国およびアジア地域の縫製工場や加工工場、資材サプライヤーと連携し、ユーザーの要望に最適な生産リソースの割当と生産管理をワンストップで提供できるプラットフォームを構築した。
Techable(テッカブル)では、同社CTOの和泉氏へのインタビューも含め、同社の取り組みを何度か取り上げているので、興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
PR TIMES
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スペースXが船外活動用宇宙服を公開 民間主導のミッションで使用予定
sorae.jp / 2024年5月9日 10時32分
-
DigitalBlastが開発する宇宙用のバイオ実験装置「AMAZ」とは? - 第1回SPEXA
マイナビニュース / 2024年4月26日 20時56分
-
タレス・アレニア・スペースが「シグナス」補給船の新型モジュールを製造中 貨物搭載量が大幅増
sorae.jp / 2024年4月17日 11時10分
-
JAXA退職の若田光一さん 新天地は米民間企業のアクシオム・スペース
sorae.jp / 2024年4月11日 10時16分
-
JAXAを退職した若田光一氏、米Axiom Spaceの宇宙飛行士兼CTOに就任
マイナビニュース / 2024年4月10日 22時6分
ランキング
-
1ぽんたまATM、イオン銀行の取引はPontaポイントがたまるサービスの対象外に
ポイ探ニュース / 2024年5月9日 21時37分
-
2ニコニコ、Visaでの有料会員支払いを一時停止へ Mastercard、American Expressに続き
ITmedia NEWS / 2024年5月9日 22時17分
-
3ドコモ、KDDI、ソフトバンクが新型「iPad Pro」「iPad Air」を5月15日に発売
ITmedia Mobile / 2024年5月9日 18時8分
-
4日本に上陸したスマートウォッチ“Mibro”とは?2万円切りのアウトドアモデル「Mibro GS Pro」を使ってみた
&GP / 2024年5月9日 22時0分
-
5「iPad(第10世代)」が大幅値下げ、「iPad mini」は値上げ 価格改定で明暗分かれる
マイナビニュース / 2024年5月8日 13時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください