乗降地点約500ヶ所のオンデマンド交通「しんゆりシャトル」実証運行へ

Techable / 2021年2月16日 14時0分

小田急電鉄株式会社と川崎市は、駅を中心としたまちづくりや公共交通機能の強化などを図る小田急沿線まちづくりを推進中。そのなかで、小田急バス株式会社、川崎交通産業株式会社、神奈中タクシー株式会社が連携し、小田急線新百合ヶ丘駅周辺においてオンデマンド交通「しんゆりシャトル」の実証運行を開始する。

「しんゆりシャトル」は、2020年2月~4月に無償での実証運行を行い、期間中約5700人が利用。主に配車に関する効率性や需要を検証したところ、大きなトラブルはなく高密度の需要にも問題なく対応できることを確認した。また、利用者アンケートによる満足度調査では80%以上が「満足」「やや満足」と回答したという。

今回は、2021年2月17日~5月16日までの期間で、有償化などより実用に近づけたサービスとして提供していく。

MaaSアプリ「EMot」を活用

実証運行の対象エリアは新百合ヶ丘駅周辺の約5㎢。エリア内に設置した約500ヶ所の乗降地点「ミーティングポイント」間を利用客の配車状況に応じて経路を変えながら最大4台で運行する。配車システムは前回同様スペインShotl社の「Shotl」を活用するという。

利用者は小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」で配車依頼と決済が可能。また、「EMot」の複合経路検索機能によって鉄道・路線バス・タクシー・自転車シェアなどの多様な交通手段を統合した情報を得ることもできる。

そのほか、小田急線の各列車の各駅間における混雑予報を表示したり、「周遊プランニング機能」でAIによる小田急線沿いのおすすめスポットを提案したりとさまざまな機能が使えるようだ。

運賃は1乗車につきおとな500円、こども250円、1ヶ月の定期券はおとな21,000円、こども10,500円とのこと(いずれもアプリ決済)。

今回の検証内容は?

同実証では、子育て世帯の送迎による負担軽減効果や、自家用車からのシフトによる駅周辺道路の混雑緩和・連携施設の集客力向上効果について検証する。

具体的には、保育園や習い事などの教育関連施設の利用者を対象に「しんゆりシャトル」のニーズを調査するアンケートを実施し、回答者に「しんゆりシャトル」の無料クーポンを配付する予定だ。また、駅前の新百合ヶ丘エルミロードの利用者を対象にお試しクーポンの配付を行い、同サービスの需要や負担軽減効果といった有効性や利用促進の検証を行うという。

現在、東京・町田市にて、「EMot」を活用したオンデマンド交通「E-バス」の第2期実証実験を実施中。こちらも第1期で無償運行を実施し、第2期では実用化に向け有償にて運行している。有償での実証運行までこぎ着けたオンデマンド交通の実用化は近いかもしれない。

PR TIMES

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング