リコーが開発した、現実空間に全方位映像を映し出せる投影装置
Techable / 2021年3月15日 13時0分
VRやARが徐々に私たちの生活に浸透する中、裸眼で立体映像を見ることができる装置が誕生したようだ。リコーは新事業創出に向けたプログラム「TRIBUS 2020」において、現実空間に全方位映像を映し出せる投影装置を開発した。
リアルな場所の進化が必要コロナ禍で「日常の買い物」のEC化が急速に進んだことは周知の事実だ。一方でリコーによると、小売店やショールーム、展示会などのリアルな場所では、集客をするために新しい価値の創出が課題となっている。リアルの場所は、これまでのように物を展示・販売するだけの場から、デジタルと融合した「体験を提供する場」への急速な変化が求められているという。
同社が今回開発した立体映像の投影装置は、世界的に急増している「三次元のデジタルコンテンツ」を、現実の世界に存在するかのように立体的に投影。これにより、顧客との新しいコミュニケーションを行うことが可能になった。リアルな場所で新たな体験を創造し、ワクワクできる場所へと進化させることを目指す。
裸眼で立体映像を見られるリコーが開発した投影装置は、装置の真下から上に向けて光を投射し、独自の特殊な回転スクリーンに当たった光の「残像」を立体化させた映像を表示させるというもの。同社は現在、この投影装置の実用化に向けて開発を進めており、人の頭のサイズ(直径200mm 高さ250mm)で立体映像のカラー動画表示(約3.7億ポクセル)を実現している。これまでは、専用のヘッドセットを通して立体映像を見るものが大半だったが、今回の装置では裸眼で立体映像を見られることが特徴だ。
リコーは今後、2021年3月よりデジタルサイネージ用途として「WARPE」(ワープイー)ブランドでビジネスパートナーを募っていく。2021年度中に試作機による実証実験や試験的な稼働を始め、2022年度中の実用化を目指すという。将来的には、作業現場での立体映像によるリモート会議や、立体構造物のシミュレーション、モデリング支援、さらに教育分野における立体構造把握支援、エンターテインメント、家庭用バーチャルアシスタントなど、幅広い用途で活用を想定する。
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