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スマートコインロッカー「SPACER」を活用したD2Cブランドの試着・購入を検証

Techable / 2021年3月18日 9時0分

株式会社カウンターワークスは、三菱地所株式会社および株式会社SPACERと共同で、スマートコインロッカー「SPACER」を活用したD2Cブランドの新たな購入体験の効果を検証する実証実験を実施する。

同実験は2021年3月23日~4月19日の期間、新丸ビル3階アトリウムにて実施。期間中「SPACER」とともに設置される「ショールーム兼試着室」により、普段手にとって見たり試着したりすることが難しいD2Cブランド商品をリアルな場で体験できるようだ。

「SPACER」+試着室兼ショールーム

「SPACER」は、スマートフォンなどで送受信する電子キーにより開閉できるスマートコインロッカー。ユーザーは、SPACER社が構築した試着予約サイトから気になる商品の試着日時を予約し、当日「SPACER」をスマートフォンで解錠して商品を受け取り、併設された試着室で試着したのち購入もしくはロッカーへ返却するという流れになる。なお、試着室は予約商品以外の商品を展示するショールームとしても活用されるようだ。

このたび取り扱われるD2Cブランドは、2021年2月に立ち上がったばかりの残布を再資源化した「Annaut(アンノウト)」をはじめ、カジュアルからドレスまでトータルコーディネートを展開する「My shawty(マイシャウティー)」、ジェンダーレスCBDスキンケアブランド「MUKOOMI(ムコーミ)」など10ブランドを予定している。

同実験を通じ、丸の内エリアにおけるD2Cブランド商品の試着・購入体験の需要、体験から購入への転換率、体験者の施設回遊などを検証するとともに、今後の施設運営に活かせる来場者の属性(性別・年齢)を解析するとのこと。

試着予約はこちらから。

「SPACER」の可能性

今回活用された「SPACER」は、スマートフォンなどに送受信できる電子キーを使用することで、「中身を預けた人と回収する人が別」という従来のコインロッカーにはないスタイルを実現する。これにより、宅配便の受け取りボックスとして活用したり、近隣の人とのシェアリングの際の受け渡し場所になったりとコインロッカーとしてのユースケースが大幅に広がるだろう。

そんな「SPACER」は、2021年1月8日~29日に有楽町「micro FOOD & IDEA MARKET」にて無人販売の実証実験を実施している。この実験は、ロッカーに貼ってあるQRコードをスマートフォンで読み取ると開くshopifyなどのECサイトからロッカー内のものを購入し、発行されるURL鍵でロッカーを解錠して商品を取り出すというものだ。

前回と今回の実証実験は、取り扱うモノは違うが、商品の販路拡大や新たな購入体験などにおいては共通の検証ポイントがあるといえるだろう。

PR TIMES

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