ACSLとエアロネクストが物流ドローン最新試作機発表。ACCESSを加えソフト開発へ
Techable / 2021年3月20日 9時0分
株式会社⾃律制御システム研究所(ACSL)と株式会社エアロネクストは、2020年8月に物流特化型ドローンの共同開発と量産に向けた契約を締結している。そしてこのたび、エアロネクストの機体構造設計技術「4D GRAVITY」を搭載した物流用ドローンの最新試作機を発表。
同時に、ACSL・エアロネクストと業務提携している株式会社ACCESSを加えた3社で、物流用ドローン向けのソフトウェア開発を進めること明らかにした。
物流専用ドローン今回の最新試作機に搭載された「4D GRAVITY」は、独立変位して荷物を水平に保つ構造や機体の重心を最適化する荷物配置によって、飛行中の姿勢・状態・動作によらずモーターの回転数を均一にする技術。これにより、飛行速度・飛行距離・配送可能重量・配送品質のレベルアップを実現した。
これまで物流用途で使用されてきたドローンは、空撮用など汎用機のペイロードを荷物に置き換えたかたちが主流で、物流用途に最適化された機体とはいえなかったようだ。
そんななか誕生したこの試作機は「4D GRAVITY」を搭載することにより物流専用といえる機体となった。なお、同機の最大離陸重量は25kg、標準ペイロードは5kg となっている。
レベル4対応のソフトウェアこのたび、試作機を開発したACSL・エアロネクストにACCESSを加えて、物流用ドローン向けのソフトウェアの開発に取り組むという。
このソフトウェアは、物流用ドローンにおけるレベル4(有人地帯での補助者なし目視外飛)に対応し、天候などの配送ルートの状況による最適配送ルートプランニング機能、物流管理システムとの連携機能を有しているものになるとのこと。
3社は今後、この試作機の本格的な量産に向けて実証検証を重ね、いち早い社会実装を目指して開発を進めていく構えだ。
PR TIMES(株式会社エアロネクスト)
PR TIMES(株式会社ACCESS)
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