貨物運送もクリーンに! 米UPSがeVTOLを150機購入、2024年から運送に活用へ
Techable / 2021年4月9日 10時0分
気候変動を背景に二酸化炭素の排出を抑制しようという動きが産業界に広がるなか、米運送大手のUPSは電動垂直離着陸機(eVTOL)150機をBeta Technologiesから購入する契約を交わした。
ゼロエミッションの機体を使った物流拠点間の運送を2024年から開始する計画だ。
航続距離は463キロBeta Technologiesは人を運ぶeVTOL、いわゆる空飛ぶタクシーと、貨物運搬用のeVTOLの両方の開発を手がけている。今回UPSが購入契約を結んだのはもちろん貨物運搬用で、最大積載量は1400ポンド(約635キロ)だ。
eVTOLは搭載するバッテリーで飛行し、フル充電時の航続距離は463キロ。最高速度は時速270キロだ。ジェット貨物機に比べると、積載量は少なく航続距離も短いが、短・中距離の運送には十分対応する。
離発着パッドを設置実際、UPSはこのeVTOLを自社の物流拠点間の運送に活用する計画だ。それに向けて、物流拠点にeVTOL離発着パッドを設置するとのこと。飛行機と違って大掛かりな滑走路は不要というのが導入に向けたハードルを下げている。
一方で、BetaのeVTOLはプラッツバーグやニューヨークの間などで実験フライトを行なっているが、連邦航空局からの正式な承認取得はこれからだ。つまり、2024年からUPSが運送に活用するというのはあくまでも全てが順調にいった場合となる。
ちなみに、eVTOLで使用済みとなったバッテリーは充電ステーションで再利用する計画も立てている。
すでに脱化石燃料、エミッションフリーの流れは交通・運輸業界では特に強まっていて、今回のUPSのeVTOL 150機購入は時宜にかなったものといえそうだ。
UPS
(文:Mizoguchi)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ新型「すごい軽バン」登場! まさかの運転席のみ“おひとりさま専用モデル”アリ!? 新型「N-VAN e:」どんな人に適してる?
くるまのニュース / 2024年7月8日 8時10分
-
【日本初の浮上試験に成功】空飛ぶクルマもハイブリッドへ!次世代型eVTOLを開発する「HIEN Aero Technologies」、イークラウドを通じた資金調達を7月11日に開始
PR TIMES / 2024年6月29日 14時40分
-
100万円台で買える! ホンダが新型「すごい商用バン」発表! 斬新な「タンデムシート」採用にも熱視線! 黒すぎ顔の「新型N-VAN」に反響あり
くるまのニュース / 2024年6月24日 17時10分
-
物流2024年問題の解決には業界再編が不可欠/日沖 博道
INSIGHT NOW! / 2024年6月19日 7時7分
-
GreenPowerの電動冷蔵冷凍トラック「EV Star REEFERX」はマルチ温度管理に対応
Techable / 2024年6月18日 13時0分
ランキング
-
1「笑み男」の正体はあの名作ADV!35年ぶりのシリーズ完全新作『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』8月29日発売決定
インサイド / 2024年7月17日 22時41分
-
2「マジかw」「すごいことなってる」 お笑い芸人が米オーディション番組で日本人初快挙を遂げる
ねとらぼ / 2024年7月17日 16時9分
-
3「絶対みんなでやりたかった」 30年ぶりの新作「らんま1/2」“異例の声優続投”に大きな反響 林原めぐみ「業界でも奇跡」
ねとらぼ / 2024年7月17日 19時34分
-
4ナイキならぬニャイキ ロゴマーク「スウッシュ」を全身で表現する猫ちゃん
おたくま経済新聞 / 2024年7月18日 7時0分
-
5小島秀夫監督「メタルギア(ステルス)以上に、説明が難しかった」―実際の“太陽の光”を使って遊ぶ名作『ボクらの太陽』21周年を振り返る
インサイド / 2024年7月17日 21時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)