自動認識技術「RFID」で在庫・物品の位置を可視化する「Locus Mapping」
Techable / 2021年4月27日 7時0分
RFルーカス株式会社は、RFID(ICタグ)で在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップ上に表示できる「Locus Mapping」を提供中。これまで人が行ってきた在庫・物品管理をより効率的にする同サービスで、生産性向上と省人化ひいては労働力不足の解決に貢献しています。
複数のモノの位置を一括で特定「Locus Mapping」は、個体の情報を埋め込んだRFIDタグを電波位相解析という技術で読み取り、在庫・物品の位置を高精度に特定し、デジタルマップに表示するというサービスです。
従来の在庫管理などでは、バーコードやQRコードを用いてその数量などを特定していましたが、これは1点ずつ、近距離で行う必要がありました。ところがRFIDを活用すれば、離れた位置から複数のモノを識別することが可能となり、箱に入ったままのモノを棚ごとに一括で特定することができるといいます。また、RFIDタグが1枚5~10円と安価なこともサービス導入のハードルを下げているのかもしれません。
現在同サービスは、株式会社ビームス・株式会社バロックジャパンリミテッド・アステラス製薬株式会社などに導入され、店舗や倉庫、工場などでの在庫・物品管理業務の効率化と省人化を図っています。
新たな活用法も同社は、2017年8月にRFIDロボットによる高精度物品位置特定システム「P3 Mapper」を開発、同10月にスマホ搭載型ハンディリーダーで使用可能な商品位置を瞬時に特定するレーダーアプリ「P3 Finder SDK」の提供を開始しました。2019年には、これまでに培ったRFID技術を応用したロケーション管理ソリューションの開発を目指して「JR東日本スタートアッププログラム2019」に応募、採択され誕生したサービスが「Locus Mapping」です。
2020年2月の先行リリース以来、入出庫時や棚卸時の業務効率化・省人化に貢献してきましたが、昨今のニューノーマルの中で、新たな活用法が見えてきたといいます。例えば、店舗内のサイネージや来店客のスマートフォンに在庫の位置を表示する接客の自動化がそのひとつ。労働力不足という課題や非接触への需要が同サービスの普及に追い風となるかもしれません。
そのようなタイミングで、同社は安田倉庫株式会社および三井不動産株式会社を引受先とした3億円の資金調達を実施。今後ますますの事業拡大を図るとのことです。
PR TIMES
(文・Higuchi)
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