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SaaSの事業計画を簡単に作成できる「projection-ai」とは?

Techable / 2021年6月8日 17時0分

企業の関心がDXに向いている昨今、国内SaaSスタートアップの起業や資金調達が加速しています。しかし、SaaS起業家がはじめに直面するという事業計画作成には課題が多いようです。事業計画の段階でミスをすれば、目標未達などの結果を招き、資金調達などで苦労するケースもあるでしょう。

そんなSaaSの事業計画作成に関する課題を解決すべく、projection-ai株式会社が、SaaS起業家のための事業計画作成ツール「projection-ai」を開発。約140社へのクローズドテストを経て、このたびβ版をリリースしました。

なお、「projection-ai」は、株式会社デライト・ベンチャーズの新規事業創出プログラム「ベンチャー・ビルダー」からスピンアウトした最初のプロダクトです。

逆算型の事業計画

「projection-ai」は、SaaSに特化したテンプレートを活用し、ミスなくスピーディーな事業計画作成を可能にします。最大の特徴は、目標とする年間経常利益(ARR)から逆算して、必要なファネルKPIを自動算出し、目標達成に必要なアクションを盛り込んだ事業計画を作ることができること。これにより、事業計画で失敗するケースとして多い、細かいKPI積み上げ型と一線を画す事業計画が実現するといいます。

また、国内外のSaaS企業に関する成長倍率やコスト構造、人員計画など豊富なナレッジを集約し、他社事例や業界水準を参考にしながら事業計画を作成することも可能。複数のシナリオ作成および比較により、最適な事業計画を導出します。

さらに、作成した事業計画に実績値を入力することで、月次で予実管理し、軌道修正しながら目標達成に向かうことができるのもポイントでしょう。

グローバル展開も視野に

projection-aiの代表取締役 浅田慎二氏は、SaaSに特化したVCであるOne Capitalの代表でもあり、同プロダクトはOne Capital傘下で運営されます。また、浅田氏はデライト・ベンチャーズのアドバイザーも務めるなどSaaS企業への投資・支援実績で日本を代表する存在であることから、同プロダクトで作成する事業計画ではVCが重視するポイントの把握も可能とのことです。

なお同プロダクトは、グローバル展開も視野に、シリコンバレー最強といわれるシードアクセラレーター「Y Combinator(ワイ コンビネーター)」の一次審査を通過しています。

冒頭でも記した通り「projection-ai」は、デライト・ベンチャーズの「ベンチャー・ビルダー」からスピンアウトした初のプロダクト。「ベンチャー・ビルダー」は、DeNAグループ内外のプロフェッショナルと共に新規事業の立ち上げを行うプログラムで、アイディア創出・市場調査・初期プロダクト開発とリリース後の検証・資金調達までをサポートしたのち、スピンアウトとなる流れ。スピンアウト後はデライト・ベンチャーズが少数株主として、新会社の成長を支援していくようです。

PR TIMES(projection-ai株式会社)
PR TIMES(株式会社デライト・ベンチャーズ)

(文・Higuchi)

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