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コーンテックとプリマハムグループ、豚舎でのAIカメラの実証実験を開始

Techable / 2021年7月4日 9時0分

株式会社コーンテックは、プリマハム株式会社の養豚食肉事業を展開する子会社の太平洋ブリーディング株式会社と共に、AIカメラを活用した豚舎での実証実験をスタート。また、コーンテックは太平洋ブリーディングに対して「自家配合プラント」を提供し、コンサルティングを開始するようです。

養豚の個別管理と飼料マネジメント

コーンテックは、監視カメラやセンサーからの情報をもとに豚の行動を解析するAIを自社開発。その解析結果から、豚の体重測定や健康状態の把握、施設の気温・湿度の監視などを行い、データ管理やアラート通知を可能にします。また、2021年6月15日には、豚の成長管理をサポートする養豚農家向けAIカメラサービス「PIGI」β版もリリースしました。

今回の実験では、豚の個体別データの蓄積および画像データ解析を実施し、個体ごとの成長管理や衰弱・死亡判定といったの健康管理などの実現を目指すとのことです。

また、コーンテックは「自家配合プラントの構築」と「飼料マネジメント」を畜産農家ごとにコンサルティングし、畜産における手間とコストの削減に寄与してきました。今回は太平洋ブリーディングに対し、「自家配合プラントの構築」とエコフィードの活用など「飼料マネジメント」を通して餌のコストダウンおよび肉質の改善などを実現するコンサルティングを開始します。

養豚農家のDXが加速中

コーンテックは、2021年6月7日~2022年3月末までの期間、東日本電信電話株式会社神奈川事業部および有限会社臼井農産と共同で、AIカメラを活用した養豚の体重・体格・肉質計測の実証実験を実施中です。

この実験では、深度センサー付きAIカメラを活用し、最大50頭同時に肥育豚の体重と体格、そこから推測される肉質、豚舎の温湿度・CO2濃度を計測。計測したデータは、クラウド上のサーバーに蓄積し、飼育・出荷判断時に有効活用するとともに、計測データと飼育・出荷判断データの相関性を導出し、熟練者のノウハウを見える化した知見の継承と適切な時期での出荷に役立てるようです。

最近Techable(テッカブル)では、養豚農家のDXについて紹介することが増えました。コーンテックの他に、株式会社Eco-Porkなども取り上げていて、養豚農家のDXの加速を感じているところです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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