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家の庭にドローンポート! ミサワホームの住宅にドローン個別配送システム実装

Techable / 2021年7月10日 10時0分

ミサワホーム株式会社は、東京杉並区の住まいづくり体感施設「ミサワパーク東京」に、持続可能な未来につながるコンセプト住宅「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」を建設しました。

そしてこのたび、株式会社A.L.I.Technologies(A.L.I.)は、このコンセプト住宅にドローンによる個別配送システムの実装を完了。居住者にとって安全・便利なラストワンマイルを実現します。

ドローンが自宅に飛んでくる

このコンセプト住宅は、 カーボンニュートラルへの総合的な取り組みである「グリーン」と、安⼼して豊かに暮らすための「インフラ」を掛けあわせたデザイン提案により、暮らし・健康・環境のサステナブルな住まいを実現しようというもの。

今回はここに、移動式ドローンポートとそれに対応したドローン配送システムを実装。専用アプリでドローンポートを屋外に移動させると、そこにドローンが飛んできて荷物を降ろしていくという配送が実現します。

ドローンは、A.L.I.が開発したトラフィック管理プラットフォーム「C.O.S.M.O.S」による飛行管理のもと、ポートへの離発着、荷降ろし、配送拠点への帰還を実行。IoTと「C.O.S.M.O.S」を組み合わせることで、アプリ連携、自律飛行、ワイヤレス給電を行うことが可能です。

同システムは、高齢者や体の不自由な方の外出回数低減や外出が困難な際の注文配送ニーズへの対応を実現すると共に、再配達の負担軽減やCO2排出低減など物流のラストワンマイル課題の解決策のひとつになると期待されています。また将来的には、レベル4での運用と荷物の配達状況可視化システムに連動することなどを想定しているようです。

「C.O.S.M.O.S」の可能性

このたびドローン配送システムを提供したA.L.I.は、「エアーモビリティ社会」の実現を目指す企業。

「東京モーターショー2019」では、自社開発のホバーバイク「XTURISMO LIMITED EDITION」を展示し、注目を集めました。また、AIエッジコンピューター搭載ドローン「A.L.I. Number One」や、今回活用されている「C.O.S.M.O.S」なども開発し、エアーモビリティ社会へと着実に歩みを進めています。

「C.O.S.M.O.S」は、ドローンの機体の健全性、運用の確実性、周辺と運用者の安全性をより確実に計画・監視・管理し、複数台のドローンの安全な航行を実現するプラットフォーム。ブロックチェーン技術により、オープンプラットフォームとして独立性を持つため、エアーモビリティ社会の基盤となり得ると期待されているようです。

なお2021年5月には、福井県越前町にてこの「C.O.S.M.O.S」を活用し、中山間地域の集落間におけるレベル3でのドローン物流実証に成功したと発表しています。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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