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JX通信社がアクセルスペースと協業! 衛星報道サービス提供にむけて実証実験

Techable / 2021年8月3日 18時0分

株式会社JX通信社は、株式会社アクセルスペースとともに、次世代の衛星報道サービスの提供に向けた実証実験の実施を決定。

第一弾として、静岡県熱海市で発生した豪雨の影響による大規模な土砂崩落の衛星写真撮影結果を配信します。

AxelGlobeで撮影した衛星画像をFASTALERTの顧客に

JX通信社は、「データインテリジェンスの力でより豊かで安全な社会を創る」をビジョンに掲げている、報道領域に特化したテックベンチャー。SNSをはじめとする各種ビッグデータから、報道価値の高いリスク情報をAI(人工知能)を使ってすばやく検知し、報道機関や官公庁、インフラ企業等に配信する「FASTALERT(ファストアラート)」を提供しています。

一方、アクセルスペースは農業や林業、インフラ等のモニタリングのために自社開発・運営していた超小型衛星技術の次世代地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」を運用。2021年3月には日本初となる複数同時衛星打ち上げを成功させ、同年6月より2~3日に一度という高い頻度で指定した場所を撮影するサービスを開始しています。

そんなJX通信社とアクセルペースは、「今起きていること」を明らかにし、より安全な社会を創るという想いをもとに、この度タッグを組みました。

JX通信社がFASTALERTで検知した災害等の発生場所を、アクセルスペースが迅速にAxelGlobeで撮影。その衛星画像を、FASTALERTの顧客であるメディア企業や官公庁、インフラ企業に対してこのサービス試行提供することが決定しました。これにより、各企業や公官庁が事象の発生状況を把握し、報道や災害復旧等に役立てることが可能となります。

災害前後の衛星画像を並べて比較

AxelGlobeでは災害が起きた前後の画像を比較して状況を確認することが可能。最初の取り組みとして、7月3日に静岡県熱海市で発生した豪雨の影響による大規模な土砂崩れの様子を撮影した衛星写真を公開しています。

今までであれば、このような大きな災害の場合、政府や自治体は現地調査が困難だったり、メディアは災害近地域の近隣住民からのSNS動画が被害状況をしる手がかりとして報道に活用されたりしていました。それが、AxelGlobeのおかげで災害前後の画像を並べて状況の把握ができるようになったのです。

今後、同じような大規模災害が発生した時に、AxelGlobeで現地を撮影、その衛星画像をJX通信社に提供することによって、より迅速に被害の様子を明らかにすることへ貢献するとしています。

PR TIMES

(文・安室和代)

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