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AIコミュニケーションロボットを活用した「新時代の産学連携プロジェクト」

Techable / 2021年8月4日 10時0分

2021年4月に開学した名古屋国際工科専門職大学は、愛知県で初めて工科分野で文部科学大臣に認可を受けた「専門職大学」。世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した「職業に直結する教育環境」を提供し、卒業時には国際通用性のある学位として国が認めた「学士」が取得できます。

そんな同大学がこのたび、NUWAロボティクスJAPAN株式会社およびEdutex株式会社と、AI・ロボット・デジタルエンタテインメントなど次世代デジタル技術に関する包括的な連携協定を締結。「新時代の産学連携プロジェクト」を始動しました。

多機能なAIロボット「Kebbi Air」を活用

同プロジェクトは、教育・ウェルネス・介護・小売・公共サービスなど幅広い分野での社会課題の解決や研究を通じ、技術開発の促進や、東海ひいては全国の地域社会への貢献を目指すものです。

その一環としてまず取り組むのがAIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」を活用した新規事業開発やビジネスソリューションの提案、プロトタイプ制作などのDX推進。

「Kebbi Air」は、音声認識・チャットボット・画像認識などのAI機能、マイクアレイ・カメラ・タッチセンサー・人感知センサーなど多くのセンサーを搭載し、家庭での見守りや教育‧学習、ビジネスサービスなどマルチなシーンで活躍するロボットです。

また、12個のAIサーボモーターで自由に身体を動かしたり、各動作や角度、速度、加速度などを高度に制御できたりと柔軟な動作も特徴。そして、NUWAクラウド開発ツールを活用したオーダーメイドが可能で、ニーズに応じたインタラクションを実現します。

ちなみに、「Kebbi Air」を開発するNUWA Robotics Inc.が拠点を置く台湾では、すでに12,000台、700校近くでの導入実績があり、国内でも愛知県下の小中学校でプログラミング教育用に導入が進んでいるとのこと。

人材育成にも貢献

同プロジェクトは、次世代の人材育成にも一役買う模様。プロジェクトの一連の過程を「学び」の教材として活用するとのことです。

具体的には、同大学が実施する、600時間以上をかけて行われる企業内実習「臨地実務実習」などに同プロジェクトを応用する見込み。学生は実際のビジネスプロセスを経験して活きた次世代デジタル技術に触れ、DX改革の旗手として活躍できる人材へと成長していくというわけです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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