テクノロジーで急性期医療の問題を解決する医療スタートアップSmart119
Techable / 2021年8月11日 12時30分
株式会社Smart119は、現役救急集中治療医師であり、医学研究者でもある中田孝明氏が設立した千葉大学医学部発のスタートアップです。急性期医療の問題を解決するために開発した複数のSaaS型ソリューションは、千葉市消防局の他、全国の医療施設に導入されています。今回はそんな同社にフォーカスしてみましょう。
急性期医療をサポートするサービス群同社の代表的なサービスは、設立のきっかけにもなった救急医療支援システム「Smart119」。これは、住民や救急隊が音声認識技術を活用してスマートフォンやタブレットにスムーズに情報を入力し、医療機関へ迅速に共有することを可能とするサービスです。自治体・医療機関向けのサービスとして展開し、現在は千葉市消防局で本格運用されています。なお、2021年4月に特許を取得しました。
また、個人向けサービスとして「Smart119スマートフォンアプリ」も開発中。その他、医療機関において人手不足に陥ったとき、院外のスタッフに簡単・迅速・柔軟に緊急連絡ができる「ACES」、災害時に最短10秒で職員の集合要請・安否確認ができる「Smart :DR」などのサービスを提供中です。
研究開発を加速!同社は、中田氏の救急集中治療医としての経験や医学研究者としての成果をより効果的に社会に還元すべく、サービス開発および先進的な研究に取り組んできました。これらの取り組みを加速すべく、このたびニッセイ・キャピタル株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社、Sony Innovation Fund、PKSHA SPARX アルゴリズム1号投資事業有限責任組合より総額3億675万円の資金調達を実施。
これまでの取り組みのひとつである、急性期医療分野における予測診断アルゴリズムなどの研究開発にPKSHA Technologyの知見も取り入れて加速させると共に、日本生命・三井住友海上グループのネットワークを活かし、自治体・医療機関への営業活動を促進していくとのことです。
PR TIMES
(文・Higuchi)
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