初音ミク・星乃一歌が演奏に合わせて歌う「プロジェクトセカイ・ピアノ」

株式会社ヤマハミュージックジャパンは、2020年10月より「おかえり、おんがく。」をテーマとした複数の企画を展開しています。その中で、2021年3月～6月にヤマハの楽器店に設置したピアノ「プロジェクトセカイ・ピアノ」は初音ミク、星乃一歌との演奏体験を通じ、多くの人を楽しませたようです。

そしてこのたび「プロジェクトセカイ・ピアノ」をバージョンアップし、ヤマハの楽器店2店舗に設置。初音ミク、星乃一歌との共演体験を再び実現します。

AI合奏技術を搭載

「プロジェクトセカイ・ピアノ」には、ヤマハが開発する「人工知能（AI）合奏技術」を搭載。この技術は、人間の演奏をリアルタイムに解析し、どんなテンポやタイミングで音源・映像データを出力すれば調和の取れた合奏・歌唱ができるかを瞬時に予測するというものです。

また、「ストリームライツ機能」も搭載し、鍵盤上部から流れるように光るランプが次に弾く鍵盤と打鍵のタイミングをナビゲート。譜面が読めない人でもピアノ演奏を楽しむことができるといいます。なお、同ピアノは「ヤマハ クラビノーバ CSP シリーズ」の本体に「プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク」をイメージしたラッピングで視覚的にも楽しいデザインが特徴です。

映像も楽しめる新バージョン

「プロジェクトセカイ・ピアノ」の企画では、体験者が『千本桜』『青く駆けろ！』を演奏すると、その演奏に合わせて初音ミクと星乃一歌が歌います。これを可能にしているのが前述の「人工知能（AI）合奏技術」。タッチをミスしてもテンポを間違えても2人が合わせてくれます。

前回の企画では、初音ミクと星乃一歌の音声のみが流れる仕様でしたが、バージョンアップした今回は2人が歌う姿の映像も追加。よりリアルな感覚で2人との共演を楽しむことができそうです。

今回の「プロジェクトセカイ・ピアノ」は、8月21日～29日に名古屋店、10月1日～10日に銀座店に設置予定。体験は無料ですが、事前予約制（先着）で人数制限があります。名古屋店は8月20日12時から、銀座店は9月27日12時から予約開始です。

（文・Higuchi）