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ジョージア工科大がトイレを再発明! 下水処理インフラを要らずのスタンドアロン型に

Techable / 2021年8月24日 7時0分

ビル&メリンダ・ゲイツ財団主催の「トイレ再発明チャレンジ」では、衛生的なトイレへのアクセスに欠く世界人口の半数近く(約36億人)に向けて、トイレの開発を進めています。

「Generation 2 Reinvented Toilet (G2RT:第2世代再発明トイレ)」を開発するのは、ジョージア工科大学が率いる開発チーム。大掛かりな下水処理システムに依存しないトイレは、発展途上国や先進国農村部などの劣悪なトイレ環境を迅速に改善しそうです。

排泄物を安全に処理するトイレを10年越しで設計

「トイレ再発明チャレンジ」では、水や電気を使用せずに、排泄物を安全に処理するトイレの設計を10年越しに手掛けてきました。その間集まったアイデアを集結させたものがG2RTです。

ジョージア工科大学のShannon Yee准教授は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団主導から指名を受けて開発の指揮をとっています。

世界中の大学や企業に所属する70人のエンジニア/科学者/工業デザイナーが関わるG2RTの開発は、いよいよ終わりに近づき、2022年から開始されるフィールドテストに備えている段階です。

下水処理インフラに依存しない処理システム

G2RTでは、排泄物処理システムを従来の下水処理インフラではなくオンサイトに移行しようとしています。

下水道やパイプのネットワークと膨大な量の水に依存せず、トイレの器具自体が排泄物を処理。尿はきれいな水に、糞便は病原体のない固形物ときれいな水に還元されます。

トイレの普及には導入コストがネックになるため、G2RTの価格は450ドル(約5万円)に抑えられる計画です。また、より小さく耐久性のあり、メンテナンスが容易なものへの改良が見込まれます。

参照元:Georgia Tech Helps to Lead Global Effort to Reinvent the Toilet/ Georgia Tech
Flush with innovation: 10 years of reinventing the toilet/ GatesNotes

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