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空中に浮いた画像で操作できる「DNP非接触ホロタッチパネル」

Techable / 2021年8月29日 12時0分

大日本印刷株式会社(DNP)は、空中に表示した画像に触れて操作できる「DNP非接触ホロタッチパネル」を2021年1月に発表しています。そしてこのたび、株式会社丸善ジュンク堂書店が運営するジュンク堂書店 池袋本店は、「DNP非接触ホロタッチパネル」を搭載した書籍検索機とセルフレジを各1台導入しました。

画面に触れずに操作可能

「DNP非接触ホロタッチパネル」の核となる技術は、画像を記録したフィルムに一定の角度からLEDなどの点光源の光を当てることで、フィルムから離れた空中に画像を浮かび上がらせることができるリップマンホログラム。この技術と赤外線などで空中の位置を検出するセンサーを組み合わせて完成したのが同製品です。

利用者は、画面から離れた位置に表示される柄(細かい点や線など)を操作位置の目安とし、空中での指操作を行います。これにより、昨今の非接触ニーズを満たし、利用者に衛生的なサービスを提供できるでしょう。

また、導入の際に既存システムを変更することなく後付けで設置できるのも特徴。厚さ0.1~0.2mmのホログラムフィルムとセンサーのみの軽量・コンパクトな設計のため、省スペース・低コストで既存システムをタッチレス化することができます。

ジュンク堂書店 池袋本店では、8月27日に同製品を搭載した書籍検索機とセルフレジを各1台導入。書店の明るい店頭でも操作位置の目安となる柄を目視しやすいように、照明や自然光、モニターの明るさなどを調整しています。

「空中ディスプレイ入力端末」も提供中

DNPは、空中の画像に触れて操作する製品として「空中ディスプレイ入力端末」も開発。2020年10月に株式会社資生堂の「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」に先行導入され、2021年3月に発売を開始しました。

この製品は、内部モニターに映した動画や静止画を空中結像プレート「ASKA3D」越しに反射させて空中に高精細な映像を表示し、センサーと組み合わせることにより、空中の映像をあたかも指で触っているような感覚で操作できるタッチレスの入力端末です。高輝度かつ高精細な映像を投影し、一般的なノートPCの平均値200cd(カンデラ)に相当する視認性の高い表示を実現しています。

DNPは、「DNP非接触ホロタッチパネル」および「空中ディスプレイ入力端末」の提供を通じて、生活者が外出時にも安心してさまざまなサービスを利用できる環境づくりを支援していくとのことです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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