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全国初、自動運転コミュニティバスとスマートバス停の連携。福岡県みやま市で実証実験

Techable / 2021年8月31日 15時30分

福岡県みやま市でスマートバス停と自動運転バスとを連携する実証実験が9月からスタート。DX化された公共交通サービスを目指します。

無人のバスの運行情報をバス停に表示

「スマートバス停」とは、デジタルサイネージにバスの運行時刻表や運行系統図を表示したり、その他の告知文や広告などを遠隔で更新し表示できるバス停のこと。豊富な情報配信が可能なモデルや、情報量を絞ることで消費電力を抑えてソーラーパネルを使用したエコモデル、乾電池駆動により様々な気象条件下でも電源供給なしで稼働できる「楽々モデル」など、様々なタイプが展開されています。主に株式会社 YE DIGITALと西鉄エム・テック株式会社がそれぞれ提供していることでも知られます。

ことし7月から、九州初の自動運転コミュニティバスとして話題を呼んだみやま市のバスの運行情報を、スマートバス停で遠隔配信する実証実験がはじまりました。

自動運転のコミュニティバスとスマートバス停とが連携するのは全国初の試み。「運休情報」や「お知らせ」などを、スマートバス停で閲覧できるほか、その場でQRコードをかざせば、いま知りたいコミュニティバスに関する情報が手に入ります。

今回導入するスマートバス停は電源やネットワークの配線が不要で設置が容易な、「楽々モデル」。13.3インチの電子ペーパー採用した乾電池駆動のモデルで、大がかりな取り付け工事なども不要とのこと。約30分で取り付けが完了する簡易的なシステムです。

実証実験、各都市で続々と

実証実験の期間はおよそ半年間の予定。業務改善で効率化を図り公共交通サービスの品質を向上させることが狙いです。

上海などの都市部で社会実装されつつあるイメージのあるバスの自動運転ですが、名古屋市鶴舞や慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス内などでも実証実験が発表されています。みやま市はさらに一歩さきに進んでスマートバス停との連携に取り組みました。これらを機に、バスという乗り物がこれまでとまったく異なる移動手段になるかもしれません。

PR TIMES

(文・川合裕之)

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