農業ロボットを開発するAGRIST、「Microsoft for Startups」に採択!
Techable / 2021年9月15日 9時0分
AGRIST株式会社は、「100年先も続く持続可能な農業を実現する」というビジョンのもと、農家と共に自動収穫ロボットを開発中。高齢化や後継者不足などによる収穫の労働力不足の解決を目指しています。
このたび、同社はマイクロソフト コーポレーション(以下、マイクロソフト社)が提供する、スタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことを発表しました。
農業用データのビックデータ化を目指す「Microsoft for Startups」は、独自の革新的なテクニカルソリューションを持つスタートアップ支援プログラムで、140以上の国で展開されています。
採択企業は、年間約250万円相当または2年間で1,200万円相当のMicrosoft Azureの無料利用枠提供やエンタープライズレベルのテクニカルサポートのほか、技術面だけではなく、エンタープライズ企業への販売支援なども受けることが可能です。
採択企業となったAGRISTは、様々な地域に導入した自動収穫ロボットからデータを収集し、ロボットの精度向上を目指します。また、熟練した地元農家たちのノウハウをデータ化し、Microsoft Azureに情報を蓄積していくとのこと。気象条件の差が激しい日本のデータを活用し、各地域に最適な作物の生育環境を提案していきたいとしています。
さらに、作物などの画像をAIで解析してビッグデータ化することにより、農産物の収穫率を高めるOS「agriss」を開発し、世界中のエンジニアが自国から参画できる仕組みを作り、自国の食糧問題を自国のエンジニアが解決できるプラットフォームを実現したいとのことです。
農家とともに歩むAGRISTのロボットAGRISTが開発するロボットのコンセプトは、「安価でシンプルなロボット」。極限までシンプルな構造と機能・農家の声を反映した性能・そして手の届きやすい価格、と多くの農家が導入しやすいように工夫された、まさに「農家ファースト」なプロダクトです。
この自動収穫ロボットは、自分の位置を把握しながらハウス内を移動。カメラ画像で農作物(対象野菜はピーマンおよびきゅうり)とそのサイズを認識し、上下・奥行き方向に伸縮するアームで収穫します。画像データを蓄積しながら深層学習するため、使えば使うほどロボットの能力が向上するのもポイントでしょう。
世界中から農業データを収集し分析することを視野に入れ「Microsoft for Startups」に採択された同社。プロダクトについては、今後も新しい機能を追加するのではなく、むしろ機能をシンプルにしてその性能を高めていくことで、海外展開を目指すといいます。
以前の取り組みに興味のある方はTechable(テッカブル)の記事参考にしてみてください。
PR TIMES(1)(2)
AGRIST株式会社
マイクロソフト社
(文・Higuchi)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
SDGs社会課題を解決する方法を考える「AGRIST Ai SUMMIT 2024 in 神戸」を産官学金のオープンイノベーションで開催
PR TIMES / 2024年11月22日 10時15分
-
「Azure OpenAI Service OpenAI o1」や「GitHub Copilot」などの生成AIをマイグレーションに活用する「マイグレーションAIエージェント サービス」を開始
PR TIMES / 2024年11月18日 17時15分
-
AI自律型企業の創出を目指すビットランドが「Microsoft for Startups Founders Hub」に採択されました。
PR TIMES / 2024年11月5日 21時40分
-
ネクサスエージェント Microsoft for Startups Founders Hub の最高位「Scale」に採択
PR TIMES / 2024年10月30日 18時40分
-
農業界の課題解決に向けた先端技術の研究開発と展示を行う総合農業パーク!「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」オープンニグセレモニー&内覧会
ITライフハック / 2024年10月30日 17時10分
ランキング
-
1愛猫がコタツを出たり入ったり→何してるのかのぞいてみると…… じわっと涙腺が緩む“真相”に「やさしい子」「なんてかわいいの」
ねとらぼ / 2024年11月27日 8時0分
-
2楽天モバイル、関東での5G(Sub6)エリア拡大計画を前倒し 最大1.6倍→2.1倍にまで拡大
ITmedia Mobile / 2024年11月27日 15時31分
-
3「存在したのか」 ハードオフに8800円で売られていた“謎のミシン”の正体に仰天 「珍品中の珍品」「レアすぎる」「お買い得」
ねとらぼ / 2024年11月27日 7時50分
-
4クレジットカードを少額で不正利用されていない? 巧妙な新手口を解説
ITmedia エンタープライズ / 2024年11月26日 7時15分
-
5「アプリの限界」 イヤホン忘れてオンライン会議を録音→文字起こしした“狂気の結果”が340万表示 「おもろすぎ」
ねとらぼ / 2024年11月27日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください