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DNP、XRを活用した観光サービス実現に向け、スクウェア・エニックスと連携

Techable / 2021年9月18日 12時0分

大日本印刷株式会社(DNP)は、「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」において、地域の周遊性を向上すべく、リアルの街とアニメ・ゲームなどのコンテンツを連動させ新たなエンターテイメント体験を提供する「地域共創型観光サービス」の開発を開始します。

その取り組みの第1弾として、株式会社スクウェア・エニックスの周遊型イベント事業「FIELD WALK RPG」に参画。2021年9月17日より、スクウェア・エニックスのコンテンツ『新すばらしきこのせかい』を題材とした周遊型イベントを実施します。

リアルとデジタルを連動させた観光サービス

DNPは、2021年3月に始動した「XRコミュニケーション事業」の一環として、同事業の拠点のひとつである「東京アニメセンター」がある渋谷の自治体や商業施設と連携した「地域共創型観光サービス」の開発を開始しました。

同サービスは、街や商業施設などでのサービス体験とアニメ・ゲームなどのコンテンツ体験を連動させるもの。生活者はスマートフォンアプリを使ったゲームやイベントに参加しながら実際の街を訪れ、物語を通して街や施設の魅力を体験できるといいます。XRによる演出やゲーム要素を取り入れたシナリオにより、訪れた場所ならではの特別な体験を創出することで、街・商業施設への集客や販売促進、周遊性向上につなげたいとのことです。

リアル世界とゲームの世界を行き来する

DNPはこのたび、「地域共創型観光サービス」の開発開始に伴い、スクウェア・エニックスの周遊型イベント事業「FIELD WALK RPG」に参画。同イベント事業は、ゲームコンテンツと実際の街を連動させて、街の中でゲームやアニメの世界が体感できるというものです。

スマートフォンアプリを使って実際の施設内にあるオブジェクトやPOPを認識したり、キャラクターと会話したり、謎解きやバトルに挑戦したりできます。また、商業施設での購買や飲食店での飲食などがゲーム展開に連動したり、参加者の位置情報がゲームと連動したり、実際の店舗などがゲームに組み込まれていたりと、リアルとデジタルの世界の融合を体験できるようです。

同イベント事業の第1弾を飾るのが、アクションRPGゲーム『新すばらしきこのせかい』の世界観を楽しめるリアルイベントで、1人もしくはチームで参加することができます。現実の渋谷を舞台にキャラクターと一緒に謎を解いたり、アイテムを探したり、巨大な敵に挑んだり、ゲームへの没入感を楽しめるようです。なお、開催期間は2021年9月17日~11月23日まで。

DNPの「XRコミュニケーション事業」

先述のDNPの「XRコミュニケーション事業」とは、同社独自の「P&I(Printing & Information)」の強みである表現技術と情報処理能力にパートナーの強みをかけ合わせ、誰もがリアルとバーチャルを行き来できる新しい体験と経済圏を創出することを目的としたものです。

これまで、リアルと並列(パラレル)のXR空間を構築するシステム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」を活用し、「PARALLEL SAPPORO KITA3JO(パラレル サッポロ キタサンジョウ)」と「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」をオープンしました。

「XRコミュニケーション事業」は、上記のような共創型XRまちづくり事業の他、東京アニメセンターやバーチャル図書館など、生活者とのコミュニケーション接点強化のためのXR事業も活動領域としています。

その取り組みのひとつとして、東京アニメセンターにて、アニメ・マンガ・ゲームなどのコンテンツホルダーと協業し、リアルとバーチャル双方の多様な表現手法を使ってコンテンツの魅力を発信するとともに、生活者とコンテンツや企業をつなぐ新しいコミュニケーションモデルの創出を推進中。そしてこのたび、東京アニメセンターを拠点とする「地域共創型観光サービス」の開発をスタートさせたという流れです。

PR TIMES
大日本印刷株式会社

(文・Higuchi)

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