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着陸時も騒音少なめ! エアバスが電動航空機「CityAirbus」の次世代モデルを発表

Techable / 2021年9月24日 11時0分

航空機メーカー最大手の1つ、エアバスが電動航空機「CityAirbus」の次世代機の計画を発表しました。

アーバンエアモビリティ向けのデザインと機能を有し、効率性かつ経済性も重視しているモデルです。 同社は2023年にプロトタイプの初フライトを実施するとしています。

パイロット含め4人乗り

エアバスの航空機というと、何百人も乗るような大型機を想像する人が多いかと思いますが、今回発表した次世代CityAirbusはパイロット含め4人乗りとかなりコンパクトです。

ボディの両サイドに固定の翼を備えつつ8つの電動プロペラも搭載し、尾翼はVの字というユニークなデザインとなっています。電動ということで、二酸化炭素を排出せずに飛ぶことができるのが最大のポイントで、持続可能性が叫ばれる近年のニーズに対応しています。

掃除機と同レベルの騒音

航空機の電動化はスタートアップから大手までさまざまなメーカーが取り組んでいるなかで、次世代CityAirbusのセールスポイントの1つは、騒音が少ないことです。エアバスによると、飛行中の騒音は65デシベル、着陸時も70デシベル以下とのことです。これは掃除機や洗濯機の音とそう変わらないレベルです。

また、ホバリングと巡航の効率性を最適化している一方で、垂直離発着で地上を移動したり機体を傾けたりするパーツなどを不要とすることで、経済性が高いものにしています。

基本スペックはというと、巡航スピード時速120キロ、航続距離は80キロとなっています。これらの数字は特段目を見張るものではありませんが、想定される都市部での運用には十分でしょう。

現在はデザインの細部を詰めている段階で、プロトタイプの初フライトを2023年に実施し、2025年までに認証を獲得する計画です。

Airbus

(文・Mizoguchi)

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