トヨタの燃料電池自動車MIRAIが、燃料補給なしで1360キロを走行しギネス世界記録認定!
Techable / 2021年10月12日 11時0分
燃料電池自動車の開発で世界をリードするトヨタ自動車が、新たなマイルストーンを打ち立てました。
北米トヨタは、燃料を追加補給することなく燃料電池自動車の2021年型「MIRAI」を845マイル(1359.9キロ)走行させ、この種の記録としては世界最長とギネス社に認定されたと発表しました。
水素が燃料燃料電池自動車は電気自動車(EV)の一種で、搭載する燃料電池で水素と酸素を化学反応させて発電し、その電気でモーターを回転させて走行するというものです。地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないことから環境に優しい存在です。
従来のガソリンやディーゼルの代わりに水素を燃料としており、つまり定期的に水素を補給する必要がありますが、今回は1回の補給で走行できる距離が世界最長とギネス社に認定されました。
5.65キロの水素を消費トヨタの燃料電離開発グループが拠点を置くカリフォルニア州で8月23〜24日の2日間にわたって走行し、MIRAIが燃料補給なしで約1360 キロ走行したことをギネス世界記録審査員が確認しました。
発表によると、この走行では5.65キロの水素を消費し、もちろん二酸化炭素は排出していません。同じ距離を従来のガソリン車が走行した場合は、約664ポンド(約301キロ)の二酸化炭素を排出する、と同社は計算しています。
1回の燃料補充で1360キロ走行というのはバッテリー駆動式のEVよりも長く、今回のギネス記録認定は燃料電池自動車の魅力を消費者に広くアピールするのに役立ちそうです。
ちなみに、ギネス世界記録認定の発表文の中でトヨタは、定期的なメンテナンスの実施、タイヤの空気圧のチェック、急な加速の回避などを低燃費運転のコツとして挙げています。
トヨタ
(文・Mizoguchi)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
豊田章男会長の戦略は正しかった…「パリ市内を走るタクシーの大半が日本のハイブリッド車」という衝撃事実
プレジデントオンライン / 2024年11月23日 7時15分
-
トヨタが水素エンジンと電気モーターを搭載したハイブリッド車公開 豊田会長「使う人によって多くの選択肢を」
東海テレビ / 2024年11月19日 21時23分
-
新型「クラウンパトカー」発見にSNS騒然!? 発売から2年 そもそもパトカーとして“使える”のか?
乗りものニュース / 2024年11月16日 8時42分
-
動き出す二酸化炭素回収貯留 秋田沖は200万トンを海底圧入 再利用で産業振興も 深層リポート
産経ニュース / 2024年11月16日 8時0分
-
トヨタが開発した「持ち運びのできる水素」ビジネス 究極のエネルギー・水素普及の切り札になるか?
財界オンライン / 2024年11月13日 15時0分
ランキング
-
1「車が憎い」 “科捜研”や“朝ドラ”出演俳優、交通事故で死去 「忘れないでください」落語家の兄が悲痛のコメント
ねとらぼ / 2024年11月27日 17時8分
-
2「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2024年11月27日現在】
ITmedia PC USER / 2024年11月27日 17時50分
-
3楽天モバイル、関東での5G(Sub6)エリア拡大計画を前倒し 最大1.6倍→2.1倍にまで拡大
ITmedia Mobile / 2024年11月27日 15時31分
-
4クレジットカードを少額で不正利用されていない? 巧妙な新手口を解説
ITmedia エンタープライズ / 2024年11月26日 7時15分
-
5「天才発見」「涙出てきた」 ダイソー商品で“あの平成女児アイテム”が作れる……!? 目からウロコの“神アイデア”に「思いつく人ほんますごい」
ねとらぼ / 2024年11月27日 7時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください