AirX、京急電鉄・双日と連携強化。「ヘリで来た」と言える時代はそう遠くないかも
Techable / 2021年10月28日 12時0分
AirXと京急電鉄は「空」を舞台とする新しい交通の形づくりを目指し、資本業務提携に関する契約を締結。また同時に、AirXはビジネスジェット事業を展開する双日から資金調達を実施したことを発表しています。
新たなヘリコプター路線の開設へAirXは、空の交通デジタルプラットフォームを開発するテクノロジー企業。ヘリのチャーターサービス「AIROS(エアロス)」や「AIROS Skyview(エアロススカイビュー)」を運営しており、遊休ヘリと着陸地の独自データベースに基づくヘリ手配オンデマンドシステムを構築。ヘリの即時予約と、運賃の低価格化を実現しています。
同社はこれまで京急電鉄と共同で、エアモビリティを活用した観光プランの実現や、三浦半島の回遊性向上を目的とする「SKY RESORT MIURA」プロジェクトを実施。三浦半島地区の遊覧旅行や宿泊付き商品の開発など、画期的な実証実験を積極的に行ってきたといいます。
今回の資本業務提携を通じて、東京・船橋・横浜エリアと三浦半島を結ぶヘリコプター路線の開設や、ヘリポートの運営事業を共同で行う予定。また、スタートアップを中心に成長支援するサムライインキュベートも、事業化に向けたサポートを行っていくとしています。
ヘリ遊休機の活用を促進また、AirXは双日からの資金調達も発表しました。双日は、2003年より日本で先駆的にビジネスジェット事業を開始。2018年にはANAホールディングスとともにANAビジネスジェット株式会社を設立し、国内外におけるチャーター機の手配サービス事業を展開するなど、事業を拡大してきました。
AirXが提供するプラットフォームは、ヘリの遊休機を活用し、ヘリの運航会社と利用者のマッチングが可能。従来サービスの課題である「予約に要する時間が長い」「高価格」といったことや、なじみが薄かったヘリ移動の普及を後押ししています。
AirXは双日から資金調達を行うことにより、ビジネスジェットの利用者に向けたヘリ促進や、ヘリの利用者へのビジネスジェット利用促進などの相乗効果を目指します。
AirXの担当者は「これまでAirXが培ってきたヘリコプターの運航知識や業界ノウハウ、顧客との関係性を活用しながら(中略)モビリティ利用者に向けた新なサービス展開を拡充し続けていきます」と話しています。
PR TIMES(1)(2)
(文・Takeuchi)
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