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ドローン×AIで「溺れる人」をリアルタイム検知! 水難事故の救助に

Techable / 2021年10月29日 13時0分

株式会社アジラ(以下、アジラ)は、日本ドローン機構株式会社と、海で溺れる人を行動認識AIでリアルタイム検知し、要救助者を救助するという実証実験を実施。今後、実用化を目指します。

「ドローン × AI」で水難事故をリアルタイム検知

アジラと日本ドローン機構は、「ドローン × AI」のシナジー創出を目的とした業務提携契約を締結しています。

本実証実験は、沖縄県北谷町のアラハビーチで実施されました。水泳、水遊び、そして、さまざまなパターンで「溺れる行動」をしているエキストラの人たちをドローンから空撮。映像から、行動認識AIによってリアルタイムで「溺れる行動」のみを検知しました。なお、「溺れる行動」は、海上保安庁の「溺れのサイン」を参考にしているとのこと。

現場でのモニター表示と発報および、クラウドを介してスマートフォンへ通知することで、救助に向かうまでの技術的・運用的実現可能性を調査。使われた「溺れる人」検出アルゴリズムおよび、離岸流の検知アルゴリズムは日本ドローン機構株式会社と共同で特許出願中です。

今回得られた結果によって、実用化に向けた運用面・技術面の課題が明確になったといいます。

様々な社会問題の解決を目指して

アジラは、防犯セキュリティ向けに映像解析サービスを提供する企業。今回の取り組みのほか、特徴的行動などから人物の同定性を判定し追跡する「マルチカメラトラッキングアルゴリズム」を開発。東京工業大学篠田研究室と共同研究契約を締結したり、NECネッツエスアイ株式会社と共同開発した「侵入監視サービス」を販売したりしています。

同社は、今後も様々な社会問題の解決を目指すとしています。

PR TIMES(1)(2)(3)

(文・和泉ゆかり)

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