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【イベントレポート】11月5日(金)〜7日(日)で開催される「羽田スマートシティEXPO 2021」に行ってきました!

Techable / 2021年11月5日 20時34分

9月18日、施設の本格稼働から1周年を迎えたHANEDA INNOVATION CITY(以下、HICity)。それを記念して、11月5日(金)から11月7日(日)まで、“未来”のまちづくりに関する技術やサービスを体験できるイベント「羽田スマートシティEXPO 2021」を開催中。

自動運転バスや電動キックボードの試乗体験、コミュニケーションロボットとのふれあい、ビジネスでの需要が見込まれる運搬・警備ロボットなど、さまざまなスマート技術を実際に見て体験することができます。

ということで、Techable編集部も実際に体験してきました!

いろいろ乗ってみた

「NAVYA ARMA」は、HICity内を定常運行する自動運転バス。自動運転というだけあって、中には運転席もハンドルもありません。2つのカメラと8つのLiDARセンサーが搭載されていて、カメラで周囲の安全確認を、センサーで障害物の回避を行います。

実際にHICity内を走行中、前方にトラックが現れましたが、音を発したあと停止し、衝突を回避しました。停止する際にやや勢いはあるものの、右折や左折などはスムーズで、快適な走行です。

とはいえ、自動運転にはまだ少し不安を覚える……というのも本音。万が一の際には、人が操作できるようコントローラーが搭載されており手動での運転にも対応しています。「NAVYA ARMA」は近日中に、羽田空港第3ターミナルまでの延伸運転を計画しているとのことです。

次に乗ったのは、電動キックボード「mile」。創業メンバーが自動車業界出身という、mile株式会社がラストワンマイルのソリューションとして提供しています。

まずは何と言ってもこの可愛らしさ。電動キックボードというと、シックでかっこいいイメージがありますが、「mile」は太陽の下で映えるピンク色を採用。とはいえ、可愛いだけではありません。実際に乗ってみると、最初こそバランスを取るのに苦戦しましたが、慣れてくると力強い安定した走りに。

Luupを始めとする電動キックボード業界は、さまざまな企業が参入していて、差別化が難しくなっていますが、「mile」は今後、より安全なモビリティの実現を目指していくとのこと。自動車業界のノウハウをどのように生かしていくのか注目です。

その他には、「ストリーモ」というパーソナルモビリティも体験。こちらは、独自のバランスアシスト技術を活用し、3輪構造の自立型で高い安定性を売りにしています。実際に乗ってみると、確かに「バランスをとる」ことに気を取られず、心にゆとりが。操作もシンプルで直感で動かすことができるため、老若男女問わず利用できそうです。

他にも、さまざまなロボットが

この写真からもわかるように、今回のイベントでは、試乗できるモビリティのようなものだけではなく、他にもさまざまなロボットを見て、体験することができます。

例えば、おしゃべりロボット「kebbi AIR」。愛くるしい……! 12か所の可動部とディスプレイにより、さまざまな表情やジェスチャーを見せてくれます。「好きな食べ物は?」と話しかけると、「バナナ味の電池」と答えてくれました。

階段を下っていると、下から軽快に登ってきたのは、監視点検用クローラロボットの「ARTHUR」。大きな音を立てることなくスムーズな上り下りで、周囲の点検を行います。

広場でウロウロしていたのは、自律移動型警備ロボット「SQ-2」。独自の3DLiDARを搭載し、施設内の巡回や監視を担います。通常は室内での稼働となるようですが、今回のイベントでは屋外に展示されています。

同イベントでは、上で紹介したスマート技術の体験に加え、先端技術を活用したスポーツを体験する「超人スポーツEXPO」、日本全国のお土産やグルメが揃う「羽田日本一周マルシェ」など、さまざまな企画が用意されています。

11月6日(土)と7日(日)は、10時から17時までイベントを開催しているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(文・Saki Amano)

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